【佐賀】SAGAアリーナ引き渡し式 6月にアイスショーも

 建築工事が完了したSAGAアリーナ(佐賀市日の出2)が1月26日、施工者から佐賀県に引き渡された。約400人が出席した記念式典で、山口祥義知事は携わった人たちに感謝の思いを伝え、「アリーナから次世代への扉を開いていきたい」と気持ちを新たにした。


アリーナで開かれた引き渡し式

 アリーナは客席数約8400席で、九州最大級。プロスポーツの試合やコンサート、大規模な学会などで活用できる。本格着工は2020年6月で、現在は5月13日のグランドオープンに向け、設備の調整が進められている。

知事「次世代への扉開く」

 引き渡し式では施工者を代表し、戸田建設の永井睦博・常務執行役員が「プロジェクトに参加でき光栄に思う。佐賀躍動の象徴として輝き、皆さんに愛される施設になることを確信している」とあいさつした。

 続いて屋外で定礎式が行われ、近くの若楠小と高木瀬小の5年生計約200人も参加。山口知事は代表の児童から、県内の子どもたちがアリーナへの期待をつづったメッセージ約5000枚を受け取り、外壁に設けた定礎箱に封入した。

 山口知事は報道陣の取材に対し、「このすばらしいハードを生かし切るかどうかは我々にかかっているので、責任を感じている。佐賀が全てのスポーツシーン、エンターテインメントのスタートになるような演出をして、日本中を驚かせたい」と語った。

「プリンスアイスワールド」安藤美姫さんらゲスト 

 イベント企画会社「GAKUONユニティ・フェイス」などは、SAGAアリーナで、フィギュアスケートのアイスショー「プリンスアイスワールド」を開催すると発表した。ゲスト出演する元五輪代表の安藤美姫さんが1月20日、県庁で記者会見し、「たくさんの皆さんと会えることを楽しみにしている」と呼びかけた。


「プリンスアイスワールド」の佐賀公演をPRする安藤さん(左)ら

 プリンスアイスワールドは、1978年に始まった国内で最高峰のアイスショーで、全国を巡って公演している。佐賀公演は6月10、11日に計3回開かれ、チームの約25人に加え、ゲストに安藤さんや、2006年トリノ五輪金メダリストの荒川静香さん、織田信成さんら約10人がパフォーマンスを披露する。

 全席指定で各回約5500席。4歳以上は1席2万6000円~8500円。4月9日から一般発売されるが、2月10日から県民先行販売もある。

 問い合わせは同社(0985-20-7111)へ。


advertisement