【宮崎】美味いっちゃが♪ ギョーザ購入額V2応援歌

 総務省の家計調査のギョーザ購入額で2年連続の日本一を目指す宮崎市。飲食店関係者らによる消費拡大の取り組みを、歌で応援する2人組の男女ボーカルユニットがいる。宮崎市を拠点に活動する「dai(だい)華(はな)」。耳に残る軽妙なメロディーはスーパーのギョーザ販売コーナーで流されるなど、浸透しつつある。


宮崎のギョーザを頬張る(左から)華子さん、大輔さん

 ♪てげうま てげうま 宮崎ぎょうざ 野菜とお肉が美味うまいっちゃが……

 宮崎の方言を織り交ぜた歌詞が特徴的な楽曲「てげうま!!」(約3分)は2021年10月、大輔さんと華子さんの2人によるdai華が歌い始めた宮崎のギョーザの応援ソングだ。作詞作曲したのは大輔さん。歌う際は大輔さんがアコースティックギターを、華子さんがタンバリンを演奏し、2人で歌声を響かせる。

 ♪マンゴーや地鶏焼きだけじゃない 色んな餃子ギョーザで百花繚乱りょうらん 宮崎ぎょうざ

 多くの飲食店が作り、味も多彩な宮崎のギョーザの魅力を伝える。

「魅力を発信したい」

 方言を使う歌声からdai華の2人は宮崎出身かと思いきや、実は大輔さんが北海道出身、華子さんは東京都出身。大輔さんは北海道のライブコンテストで優勝、華子さんもテレビ局の歌のものまね部門での受賞経験があるなどキャリアを積んできた。シンガー・ソングライターとして活動していた大輔さんのボイストレーナーを華子さんが務めた縁もあり、16年に東京でユニットを結成した。

 宮崎と縁ができたのは全国ツアーで訪れたのがきっかけ。温暖な気候や県民の人柄、食べ物などにひかれ、18年、宮崎に拠点を移した。2人で県内のFM局のラジオ番組のパーソナリティーを務めるほか、ライブ活動などに取り組む。

 縁あって住むことになった宮崎の魅力を発信したい、とも思ってきた。そんな折、宮崎市が20年の家計調査で上半期だけながら全国首位を記録。1年を通じては浜松市、宇都宮市に次ぐ3位となったが、飲食店主らが「市ぎょうざ協議会」を設立するなど、消費拡大に向けた機運が高まった。

曲を流すスーパーも

 「1位獲得を後押ししよう」。普段から宮崎のギョーザのおいしさを実感していた2人はそう思い、「てげうま!!」を制作。ギョーザイベントで披露するなどしてきた。ギョーザコーナーでこの曲を流すスーパーも現れた。宮崎市は21年の家計調査で初めて年間のギョーザ購入額が日本一となった。

 2人は現在、「てげうま!!」のミュージックビデオも制作中。1月、子どもらと一緒に歌う様子などを撮影しており、近くユーチューブで配信する予定だ。

 「夢はNHK紅白歌合戦出場」と語る2人。「音楽のおかげで宮崎と出会うことができた」と華子さんが話せば、大輔さんも「音楽にのせ、大好きな宮崎の魅力を発信し続けたい」と意気込んでいる。

【ミニ解説】
家計調査のギョーザ購入額 1世帯(2人以上)当たりの生ギョーザと焼きギョーザの持ち帰り分を集計。外食と冷凍品は含まない。都道府県庁所在地と政令市で調査が行われ、宮崎市は2021年、初めて全国1位となった。22年の結果は今月中に判明する見通し。

西都では古墳PR楽曲も!

 地域の魅力を発信する楽曲はほかにもある。宮崎県西都市内のNPO法人「さいと旗たて会」が企画し、2018年度に完成した「古墳でこーふん健康体操」もその一つ。リズミカルな音楽と「円墳、方墳、前方後円墳」などの歌詞に合わせて体を動かす体操の楽曲で、地元の夏祭りで踊られている。

 市内には西都原古墳群がある。地元の妻南小では20年から運動会でこの健康体操を踊っているといい、佐藤佑紀教諭は「児童たちは楽しそうに踊っている。歌詞が古墳の学習にもなる」と話す。さいと旗たて会の児玉安浩理事長は「県外でも古墳がある地域を中心に浸透してほしい」と期待する。


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