【大分】アルゲリッチ音楽祭 別府で4月26日に開幕
公益財団法人アルゲリッチ芸術振興財団は2月8日、世界的なピアニストのマルタ・アルゲリッチさんが総監督を務める「第23回別府アルゲリッチ音楽祭」の概要を発表した。4月26日に開幕し、7月17日まで大分県別府市などで11公演(関連コンサートを含む)が予定されている。
各地に会場、11公演予定
今年のテーマは「ミーティング・ポイント~違いを超えて」。アルゲリッチさんは「新型コロナウイルス禍、ロシアのウクライナ侵略など、地球上の人々が不自由な環境にいます」とし、「違いを寛容に受け止めることができるのか、そこに音楽の果たす役割があるのか、みなさまと考えたい」とするコメントを寄せた。
日程は4月26日、別府市のしいきアルゲリッチハウスで開かれる上野通明さんによるチェロ・リサイタルでスタート。アルゲリッチさんは5月21日のJ:COMホルトホール大分(大分市)、同23日のビーコンプラザ(別府市)などでの公演に出演する。
世界的バイオリニストとの初共演も
世界で活躍する演奏家たちが参加。同23日の室内楽コンサートでは、世界的バイオリニストのチョン・キョンファさんがアルゲリッチさんと初共演する。
同13、14日には、関連コンサートが水戸芸術館(水戸市)で開かれる。
水戸市を除くチケットは3月4日午前10時から、財団が運営するサイトなどで販売。問い合わせはアルゲリッチ芸術振興財団(0977-27-2299)へ。