【佐賀】「にじゅうまる」初競り 最高値は8玉20万円

 かんきつの新品種「にじゅうまる」の今季初競りが3月2日、佐賀市高木瀬西の佐賀青果市場で開かれた。最も高いもので、8玉入り(3キロ)が20万円で落札された。出荷は3月末まで続く。


初競りの様子


 にじゅうまるは、佐賀県が約20年かけて開発し、販売が始まって今年で3年目。食べ応えのある大きさで、豊かな甘みとほどよい酸味が特徴だ。


 初競りに先立ち、山口祥義知事が「農家の皆さんが頑張って育てた、異次元のおいしさを全国に伝えていきたい」とあいさつ。JAさがの江島保昌・代表理事専務が「50日間貯蔵庫で熟成させ、出来栄えに自信を持っている」とPRした。

 出荷量は初年だった2021年が21トン、22年は57トン。今年は40戸が4.6ヘクタールで栽培しており、90トンを見込んでいる。


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