【熊本】AI乗り合いタクシーの実証実験スタート
熊本市のタクシー会社「TaKuRoo(タクルー)」は3月20日、市内の上熊本、池田地区で人工知能(AI)を活用した乗り合いタクシー「のるーと上熊本」の実証実験を始めた。地域の足として半年間、時速20キロ未満の小型電動車・グリーンスローモビリティを走らせる。
車両はゴルフカートを改良し、5人乗りと7人乗りの2台を導入。JR上熊本駅や病院、団地前など20か所で乗り降りできる。AIがルートを調整して大勢を乗せることで、運転手不足の解消につなげる。通常の車両よりCO2も年間約5トン減らせるという。
同社で出発式があり、小山剛司社長が「AIを活用し、利便性向上と脱炭素社会を実現したい」とあいさつ。試乗したJR九州の中野幹子・熊本支社長は「開放感もあり、同乗者との会話も弾むのでは」と話した。
6日前から予約でき、専用のアプリか電話(080-7850-6943)で行う。受け付けは月~金曜の午前9時から午後4時まで。料金は中学生以上250円などとなっている。