熊本市・下通に根差したこだわりの1杯 ビアレストランオーデン
世界のビールを楽しめる(村山二郎さん提供)
九州屈指のにぎわいを見せる熊本市の下通には、多くの飲食店が立ち並ぶ。今回取材した「ビアレストランオーデン」は、飲食店激戦区の下通で、特に多くの店舗が軒を連ねる銀座通で1985年から店を構える老舗だ。こだわりのビールを求めて、多くの常連客がやってくる。
世界中のビールを堪能
店主の村山二郎さんは、オーデンを始めた父の跡を継いだ2代目で、店は今年で40周年を迎えた。オーデンの魅力は、なんといってもビールの種類の多さ。日本だけではなく、ドイツ、ベルギー、アメリカ、タイやシンガポールなど世界中の銘柄を扱っており、その数なんと86種類にも上る。
村山さんは「オーデンはたくさんのビールを飲む店なので、おいしい状態で提供するために注ぎ方を種類によって変えたり、保管する温度に気を付けたり、グラスの洗浄にも気を配ったりしています。」と話す。
名物「アイスバイン」をビールのお供に
店を訪れる人たちはビールと一緒に、名物の「アイスバイン」(ベルギー料理の豚肉の煮込み)や自家製のハム、ソーセージを楽しむ。これら以外のメニューも豊富で、それぞれの好みを見つけられるようになっている。
オーデンは、熊本でつくられる地ビールや、阿蘇産の豚肉を使ったハムや特産品の馬肉を使った料理を提供している。銀座通りのイベントやドイツビールのイベントであるオクトーバーフェストに出店している。
村山さんは「オーデンが地元の人の生活の一部になるようなお店になればうれしい」と語っている。皆さんも下通を訪れるなら、ぜひオーデンのこだわりの1杯を味わってみてはいかがだろうか。
■ 熊本大学「学生リポート」
読売新聞西部本社が熊本大学情報融合学環で実施した「プレゼンテーション実習」で、学生が取材・執筆した熊本にまつわる記事を掲載します。







