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求む!九州の観光を盛り上げる若者のアイデア――。九州観光機構は、九州へ何度も足を運びたくなるようなプランを募る「学生対抗九州観光ビジネスプランコンテスト」を今年度も開催します。
実現目指すアイデアも
コンテストは、「若者に、九州を何度も訪れるリピーター客になってもらうためにはどうしたらよいか」と機構内で検討を重ねる中、発案されました。
初回の昨年度は、目標の20チームを大きく上回る20大学48チームが企画を提出。書類審査を通過した10チームが本選に進み、西南学院大(福岡市)のチームが、外国人客と九州在住者をアプリで結んで旅行需要につなげるアイデアで、最優秀賞に輝きました。
審査員特別賞を受けた佐賀大(佐賀市)のチームは、佐賀、長崎両県の各地を巡って陶磁器のかけらを集め、ブレスレットを完成させるツアーを提案。本選会場で発表を聞いた大手旅行会社の幹部が高く評価し、実現に向けて検討が進められているそうです。
就活のアピール材料に
コンテストのあと、参加した各大学からは「チームビルディングに役立つ」「プレゼンテーションの力がつく」といった意見が寄せられました。「就活のアピール材料になる」との声もあったそうです。
本選の会場では、来場者にコメントシートを配布し、発表した各チームへ感想やアドバイスを伝えられるようにしています。また、会員企業が資料を届けるなど、観光人材を発掘するリクルートの場にもなったそうです。
機構は、「様々なアイデアが生まれることに加え、観光産業の人材育成にもつながる」と手応えを感じ、次の開催も決めました。
エントリーは6月1日~7月末、プラン提出は10月中に受け付ける予定です。
担当する同機構国内誘致部の今西祐介さんは「ゼミでも、個人・友人同士でもOKです。学生ならではの視点で、多彩なアイデアを寄せてもらえたらうれしい」と話しています。コンテストの詳細は、特設サイトに掲載しています。
昨年度の様子は動画で
なお、昨年度のコンテストの様子は、同機構が運営するユーチューブの「チャンネル九州塾」で見ることができます。「総集編」では、熱戦の様子を約4分に収めています。
各チームの発表内容などは、ライブ配信のアーカイブでチェックできます。
「チャンネル九州塾」から
チャンネル九州塾では九州観光に関する様々な話題を提供しています。
4月21日には人気の交通系YouTuber・スーツさんと機構職員らがJR九州の観光列車「ふたつ星4047」などに乗車する動画を公開し、1週間で4万回再生を超えました。
また、大型連休を前に、九州各地のお出かけ情報を配信しています。
4月27日に福岡市に誕生した複合体験型アウトドア施設「ABURAYAMA FUKUOKA」についても、職員2人が開業前に訪ねてライブ配信しました。記録映像でいつでも見られます。
機構はチャンネル登録を呼びかけています。