「ツール・ド・九州」10月に初開催! 関連ツアーも登場

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自転車のロードレースは駆け引きも見どころ(提供:OITAサイクルフェス実行委員会)

 自転車の国際ロードレース「マイナビ ツール・ド・九州2023」が10月6~9日、福岡、熊本、大分の3県で初開催されます。国内外の18チーム・108人が出場予定。関連ツアーも企画され、関係者は今後の観光振興につなげたい考えです。

個人競技×チーム戦に注目!

 九州経済連合会や3県などでつくる実行委員会が主催。スポーツ振興やサイクルツーリズムの推進などを目指します。複数日程で開かれる自転車の国際ロードレースは、九州では初めてとのことです。

 1チーム6人で出場し、最も早くゴールした1人のタイムで順位が決まります。まずエース以外の選手たちが前を走って空気抵抗を減らし、体力を温存したエースが終盤で前へ出て勝利を狙います。いつエースが仕掛けるのか、といった駆け引きが見どころです。

コースの概要


小倉城クリテリウム(10月6日)

北九州市の小倉城周辺の約45キロをエキシビションとして走ります。
(コースなどの画像はいずれも一般社団法人ツール・ド・九州提供)


福岡ステージ(7日)

順位を競うのは7~9日のレース。7日は福岡県内を縦断する約144キロ。「競輪発祥の地」とされる北九州市のメディアドームを出発し、新大牟田駅付近のゴールを目指します。


熊本阿蘇ステージ(8日)

熊本県南小国町から南阿蘇村の約108キロ。雄大な阿蘇の自然を望み、フィニッシュ近くではアップダウンのある周回コースで激しい競り合いが予想されます。


大分ステージ(9日)

大分県日田市内の約129キロ。オートポリスのサーキットと街中に周回コースがあり、高速スプリントに注目です。




 コース沿線には、世界文化遺産の三池炭鉱宮原坑(福岡県大牟田市)や、阿蘇神社(熊本県阿蘇市)などの観光地も。人気漫画「進撃の巨人」の“聖地”として知られる大山ダム(大分県日田市)の近くも通ります。


 実行委は、来年も3県で第2回大会を開く方針。今回の盛り上げを次につなげていきたい考えです。

サイクルツーリズムの聖地に

 ツール・ド・九州の開催に合わせ、九州7県・沖縄・山口を「サイクルツーリズムの聖地」にしようという取り組みもスタートしました。サイクリングプランで誘客を図ろうと、9県などで構成される推進委員会が提案する「ディスカバー九州」です。


「ディスカバー九州」の公式サイトの一部

 販売中の約40コースはおおむね3時間前後で走破でき、中心価格帯は税込み8800円。すべてレンタサイクル、ガイド付きで、気軽に参加できます。大自然や歴史などを体感できる様々なコースが用意されています。各コースの詳細は、公式サイトで確認できます。


レンタサイクルの一例(提供:ディスカバー九州推進委員会)

販売されているコースの例


【山口】E-Bike堪能!萩城下町を一望する山頂ライド

歴史的景観を楽しむ22キロ。萩城下町を望む山頂ではティーブレイクも。難易度は2。▶公式サイト
(画像はいずれもイメージで、ディスカバー九州推進委員会提供)


【福岡】小京都秋月を巡る歴史ライド

1000年以上の古い歴史を持つ秋月の歴史や文化に触れながら、ゆっくりと巡る19キロ。難易度は2。▶公式サイト


【佐賀】歴史と自然が調和する唐津ライド

唐津の城下町を抜け、唐津城を眺めながら国の特別名勝・虹ノ松原へ向かう16キロ。難易度は2。▶公式サイト


【長崎】五島列島 潮風を感じる島めぐりライド

アメリカ出身のバイリンガルガイドが案内する10キロ。潮風を感じながら走り、コーヒーブレイクも。難易度は1。▶公式サイト


【大分】耶馬渓メイプルライド

神秘的な地形の耶馬渓を巡る22キロ。青の洞門などの景勝地や、鉄道跡を利用したトンネルなどを楽しめる。難易度は3。▶公式サイト


【熊本】大自然の中に飛び込む阿蘇絶景ライド

阿蘇を知り尽くす地元ガイドが、要望を基に案内する20~60キロ。阿蘇・九重の大自然を全身で満喫できる。難易度は3。▶公式サイト


【宮崎】延岡の中州を巡るリバーライド

11月から「鮎(あゆ)やな」がかかる河原をスタートし、神社やカフェも楽しむ11キロ。難易度は1。▶公式サイト


【鹿児島】桜島の最高到達点へ!溶岩源めぐりライド

火山島のダイナミックな自然と、人々の営みを感じる16キロ。桜島の最高到達点からの長めは格別。難易度は3。▶公式サイト


【沖縄】古地図で巡る那覇歴史ライド

現在の那覇の中心地から、琉球王朝時代の那覇の中心地まで痕跡をたどる25キロのタイムスリップサイクリング。難易度は2。▶公式サイト

 このほか、催行日限定ツアーも企画されています。7月には、開業前の日田彦山線「BRTひこぼしライン」専用道(福岡県東峰村、添田町)を走りました。

 ディスカバー九州の事務局・九州観光機構の山本哲朗さんは「自転車は徒歩より広い範囲を移動でき、車では見逃してしまうようなスポットなど地域の魅力に出会えます」とサイクルツアーの長所を指摘。「ガイドと回るので様々な気づきもあり、一緒に巡る仲間との絆も生まれます。ぜひ体験してほしい」と呼びかけています。


ディスカバー九州をPRする山本さん

「チャンネル九州塾」だより

 九州観光機構では、ユーチューブ番組「チャンネル九州塾」でサイクルツアーなどを含む様々な情報を発信しています。

 「九州おススメ」では、九州各県のサイクリングコースを紹介。海沿いや街中、山中など、絶景に出会えるルートを伝えています。


 「わくわく観光経済講座」では、福岡市を拠点とするよさこいチーム「JR九州 櫻燕隊(おうえんたい)」が再び登場。札幌市で6月に開かれた「YOSAKOIソーラン祭り」などを振り返ります。


 ショート動画にも力を入れています。8月には「九州で働く人が本気でオススメする【九州・職場飯】」シリーズの第1弾として、機構職員が近隣店舗の「豚マニア丼」を紹介する動画を公開しました。今後、九州内の様々なグルメを紹介していく予定です。

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