熊本県天草市で「地域おこし協力隊員」をやろう! 4月末まで募集中

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 熊本県天草市は県の南西部の天草諸島に位置し、美しい海に囲まれた魅力あふれる地域です。天草市は、地元の住民と一緒にまちづくりに取り組み、活力を与えてくれる「地域おこし協力隊員」6人を募集しています。いったい、どんな仕事をするのか? 現在、任務に就いている4人に、活動の様子や毎日の暮らしを聞きました。新隊員の募集は4月30日まで。詳細は市のホームページに掲載しています。移住・定住の各種支援制度もあり、サイト「あまくさライフ」で紹介しています。

天草市はこんな人におすすめ!
▶休日は釣りをしたり、海を眺めたりしながらのんびり過ごしたい
▶地域の課題解決につながるビジネスにかかわりたい
▶地域の役に立ちたい
▶心豊かな生活を送りたい

自然の中でスローライフ

 天草市は、豊富な水産資源をいかした漁業、温暖な気候に合わせた農業が盛んな地域です。野生のイルカが生息する自然景観、キリシタンの歴史など多くの観光資源にも恵まれています。新鮮な海鮮料理を堪能できるのも魅力の一つです。


野生のイルカが生息

世界文化遺産「天草の﨑津集落」の﨑津教会


 豊かな自然の一方で、市の中心部にはショッピングセンターや家電量販店、飲食店など生活に必要な店もそろっています。「自然を感じられるスローライフ」「不自由なく生活できる利便性」の両方を持ちあわせています。


天草の海の幸


 天草諸島と九州本土は複数の橋で結ばれ、天草空港と福岡空港、熊本空港および伊丹空港を空路でつなぐ「天草エアライン」も就航しています。


天草の空路を担う「天草エアライン」


 市は、2008年度から空き家バンク制度などを創設し、移住・定住政策に取り組んでいます。制度を利用した移住者は539世帯の1007人(2023年末時点)を数えます。


地域を盛り上げる「力」に

 そんな天草市も、人口減少や少子高齢化で、地場産業を継承する人材や地域おこしの担い手が不足しています。様々な課題を解決して明るい”未来図”を描くために、地域おこし協力隊の「力」が必要であり、現在6人の隊員を募集しています。みなさんが理想とするライフスタイルやワークスタイルを天草で実現しながら、地域活性化に取り組む「仲間」になりませんか。”先輩隊員”の活躍ぶりを紹介します。

島の新しい産業を育てる

一般社団法人「デジタルアート天草」 中村隆二さん

 若者が魅力を感じる産業を創出しようと、ゲームやアニメ、映像といったコンテンツ産業の誘致や起業支援など「デジタルアートの島創造事業」を進める天草市。2023年11月に着任した中村隆二さんは、一般社団法人「デジタルアート天草」でゲーム・アニメ制作会社やクリエイターの誘致などを担当しています。人材育成も重要で、地元の若者がデジタルの世界に興味を抱く講座やイベントの企画・運営を行います。


「天草の生活が気に入っています」と中村さん


 以前は、神奈川県でパソコン修理の仕事に就いていました。漠然とではありますが、以前から”田舎暮らし”への憧れがあり、結婚を機に移住フェアなどの会場へ夫婦で出かけるように。天草市が募集していた協力隊員の任務が気になり、応募しました。


 協力隊員としての活動に加え、天草市での生活も気に入っています。生活圏がコンパクトで、買い物などは市の中心部で完結します。神奈川県に住んでいたときよりも「買い物が便利になった」と感じているそうです。

 車で5~10分も走れば、美しい海や癒やされる緑の山々がそばにあり、天草市に移り住んで良かったと実感しているといいます。「困ったことがあれば何でも言って」と周囲に声をかけてもらい、人の温かさに触れました。「まちも人も魅力的な天草に住み続けたい」との思いを強くしています。

空き家の利活用で活性化

御所浦支所まちづくり推進課 池田こうさん

 天草市の御所浦地域は大小18の島々からなり、このうち御所浦島、牧島、横浦島の3島に計約2300人が暮らしています。かつては漁業が盛んだった地域も少子高齢化が進んで、空き家の増加が課題となっています。池田皐さんは、同地域への移住・定住をサポートする一般社団法人「アコウプロジェクト」と協働し、空き家の物件情報をまとめたり、利活用策を探ったりしています。

 鹿児島県姶良市の工務店で勤務していた池田さん。熊本県の地域おこし協力隊で御所浦地域の振興などに取り組む知人を通じ、天草市が空き家の利活用をミッションとする協力隊員を募集していることを知りました。「自分の経験が役に立ち、やりがいもありそう」と応募を決め、23年7月に協力隊員になりました。


御所浦地域の魅力を語る池田さん


 白亜紀の地層から恐竜の歯や骨などの化石が発見され、「恐竜の島・化石の島」とも呼ばれる御所浦地域。3月20日には、天草市立御所浦恐竜の島博物館がリニューアルオープンしました。博物館裏の空き家を宿泊施設にしようと改装を進めており、交流人口を増やして「住んでみたい」と思ってもらえる環境づくりを目指しています。


 島への移動手段は船だけですが、インターネット環境もしっかり整備されており、「田舎暮らしに興味のある若い人におすすめです」と笑顔を見せます。

活力をはこぶ航空会社に

天草エアライン 井熊優喜さん

 イルカの親子をデザインした機体で知られる航空会社「天草エアライン」。愛知県出身の井熊優喜さんは23年7月に着任し、同社の飛行機で天草市を訪れる人を増やすため、プロモーション映像の制作やSNSによる情報発信などに取り組んでいます。


 高校卒業後、主にフリーランスで映像制作とイベント音響の仕事をしてきました。その縁でつき合いがあった熊本県内の会社から、天草市が募集している協力隊を紹介されました。映像のスキルを生かして情報発信する仕事ができるうえ、フリーランスとは異なり、組織で働く経験への関心もあり、転身を決めました。


天草エアラインで活躍している井熊さん


 仕事以外の時間は、妻と”天草ライフ”を満喫しています。世界文化遺産「天草の﨑津集落」内の﨑津教会など、天草市には長い歴史を刻んできた教会群があり、夫婦2人で気分転換に訪れることも。秋には子どもが誕生する予定で、「家族で天草のいろいろな場所を訪れたい」と楽しみにしています。

 天草エアラインでの勤務がメインですが、地元のケーブルテレビ会社から映像や音響の仕事を頼まれることもあるそうです。協力隊員の任期は最長3年。そのあとも天草市に定住することを希望しており、任期中に自分のやりたいことを見つけ、天草の活性化に寄与できる人材になりたいと考えています。

Uターンしてふるさとのために

パララボ天草 渡邉隼さん

 大学への進学を機に天草市を離れた渡邉隼さん。卒業後は東京のビジネスコンサルタント会社に就職し、システムエンジニアとして経験を積みました。地元が嫌いで出て行ったわけではありません。東京からふるさとを活気づけようと、天草の出身者やファンが集って活動する「天草元気プロジェクト」の企画・運営に携わってきました。

 サーフィンや釣り、キャンプを楽しめる身近な自然、おいしい食べ物――。都会暮らしを続けるうちに天草の魅力を再認識し、22年4月に協力隊員としてUターンしました。現在は、創業支援やビジネスマッチングなどを担当し、23年3月にオープンしたシェアオフィス「パララボ天草」でラボ長を務めています。


海を見ながら仕事ができるパララボ天草


 パララボ天草が目指しているのは、市外の企業や個人と地元の人たちをつないで新たなチャンスが生まれる場所。シェアオフィスでは、オーシャンビューが広がる快適なロケーションで仕事を進めることができます。


 現役の協力隊員ではただ一人の地元出身者です。天草市では、地元の20~30歳代の若者が異業種交流によって地域活性化を目指す「あまくさ若者プロジェクト」を結成しました。「地元の人とほかの協力隊員をつなぐ、いいクッション材になれたら」と語り、知恵と力を出し合って地域のために貢献していきたいと考えています。

新たな仲間を待ってます!

 天草市は、これまでの経験やスキルを生かし、地域を盛り上げてくれる人材を求めています。
 今回募集しているのは以下の職種です。たくさんの応募をお待ちしています。

【募集する隊員の職種】
 ▶人材の育成、デザイン経営を通して企業の価値を向上させる
  雇用先:天草市産業政策課(1人)
 ▶天草型自伐型林業の構築
  雇用先:天草市農林整備課(1人)
 ▶道の駅宮地岳かかしの里の集客力アップと地域の魅力発見
  雇用先:株式会社宮地岳(1人)
 ▶天草市御所浦地域の移動手段の研究と導入等による交通問題の解消
  雇用先:天草市御所浦支所まちづくり推進課(1人)
 ▶空き家を利活用して交流人口や関係人口を増やし、地域活性化を図る
  雇用先:地域力創造株式会社(2人)
 ※ただし、隊員の特長などを考慮して内容を変更することがあります。

【募集期間】
 2024年4月1日~2024年4月30日

【任期】
 2024年7月1日~2025年3月31日(最大3年まで更新可)

 募集の詳細はこちら


夕日の美しさで知られる天草西海岸


<お問い合わせ先>
 天草市 地域振興部 地域政策課
 電話:0969-27-6000
 お問い合わせフォームはこちら


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