ボートレース芦屋で全日本王座決定戦　｢あしやたのしやふたり旅｣

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8月1日から読売新聞社杯
GⅠ全日本王座決定戦inボートレース芦屋

　福岡県芦屋町のボートレース芦屋で8月1～6日、「読売新聞社杯GⅠ全日本王座決定戦　開設72周年記念」が開かれます。芦屋町は響灘に臨み、歴史と観光、海鮮料理中心のグルメで知られています。タレント内山信二さんがコンバット満(まん)さんの案内で芦屋町の魅力を満喫します。内山さんはタレント業のほか、ボートレースの実力派予想師としてテレビやユーチューブ番組に出演し、グルメリポーターとしても活躍。コンバット満さんは航空自衛隊芦屋基地の元自衛官で、芦屋町ふるさと観光大使を務めています。

芦屋釜の里

伝統文化に触れ、わびさび感じ

　芦屋釜は、南北朝時代が起源の鋳鉄製の茶の湯釜。その歴史と技法を伝える｢芦屋釜の里｣では鋳物師の養成や作品展示を行っているほか、日本庭園(3000坪)や抹茶席では日本の伝統文化を感じることができます。芦屋町芦屋釜・歴史文化課の平井昂輝さんが資料館を案内します。

平井：芦屋釜は薄くて軽い、文様が美しい特長があり、国の重要文化財の茶の湯釜9点のうち8点を芦屋釜が占めています。芦屋釜の里は、一時途絶えた技術の復興を目的に1995年にオープンしました。

内山：我が家の庭くらい広い(笑)。

満：豊臣秀吉も芦屋釜を使っていたと聞いたことがあります。

平井：一つ造るのに3～4か月かかるそうです。

内山：昔からの技術を引き継いで今も続いている。大変なことですね。

満：値段も高そう。

平井：(展示の釜を紹介して)4000万円相当の価値があります。町は2020年に国指定重要文化財「芦屋霰地真形(あられじしんなり)釜」を2億7500万円で購入しました。収蔵・展示に適した空気環境を整えた新施設が11月に開館する予定です。

　立礼席に移動し、抹茶が運ばれてくる。菓子を口に入れたあと茶を飲む２人。

満：(一気に飲む内山さんに)風呂上がりの牛乳ではありません。よく飲めますね。
内山：苦いのが好きなのです。これが日本の心。わびさび。いつまでもなくしたくない。
満：ちょっとインチキくさい(笑)。何か狙っていますね。
内山：2億7500万円の釜と俺を並べてここのイメージキャラクターに使ってもらいたい(笑)。
満：お菓子あってのお茶の旨味。甘み苦みがちょうどいい。相思相愛ですね。

ボートレース芦屋

家族で楽しめる大型遊具も

　ボートレース芦屋は家族連れにも楽しい施設が充実しています。「モーヴィ芦屋」(予約制)は、様々な遊具で子どもたちの発達段階に応じた遊びが楽しめます。
　開催中のレースで舟券を購入した内山さんとコンバット満さん。レース展望に会話が弾み、水面が間近の立見席などからレースを見守り、歓声を上げていました。

満：ボートレース芦屋はいかがだったでしょうか？

内山：芦屋は今年3月以来。今日は(的中率が良く)大変楽しませてもらいました。

満：「モーヴィ」はどうですか？

内山：子どもたちは楽しそうですね。家族連れでものすごく賑わっていますが、床がふかふかで転んだりしても大丈夫。パパもママも安心して見ていられます。うちの子も連れてくれば良かった。

満：年齢とともに遊ぶスペースが変わってくる。それがモーヴィの魅力なのです。

内山：妻も子どもも遊べるし、合間にパパが舟券を買えれば家族みんな楽しめる。このロケがなかったら一生、芦屋町の良さが分からなかった。今日はボートのほかにも色々なことを体験できて、とても楽しかったです。(名物の)ちゃんぽん、スタッフの皆さんにおごっちゃおうかな～！

マリンテラスあしや

イカの甘さと旨みを堪能

　芦屋釜の里そばの高台にある国民宿舎マリンテラスあしや。遠賀川河口や宗像連山(四塚)、地島・大島、響灘と連なる絶景を見渡すことができます。平山徹料理長のお勧めで出てきたのはランチメニューの「活イカ姿造り膳」(税込み3800円、2名以上から）と「ひびき御膳」(税込み3500円)。

内山：(活イカの刺し身を食べ)うーん、うまーい。噛んだ食感と甘みの強さはすごい。

満：新鮮だから違いますね。

内山：甘めのしょうゆに負けない甘さ。そして弾力の良さ。口の中でとろけている。ご飯も美味しい。

料理長：イカの塩辛もどうぞ。

満：(ご飯と一緒に食べる内山さんに)何杯いけますか？

内山：年の数だけ(笑)。この塩辛は酒でもご飯にでも合いますね。イカシューマイも美味しい。イカがびっしり入っている。

満：(イカ丼を食べる内山さんに)ダイエット中にそんなに食べていいの (笑)。

内山：ご飯とイカ、ウズラの卵が一体化している。

満：マリンテラスあしやには露天風呂もありますよ。

内山：露天風呂に入って、イカ食べて、ボートに行くって最高。イカの天ぷらもやわらか。食感が良い。箸が止まらない。芦屋のこういう情報が知りたかったのです。

満：内山さんと会えばレースの話に夢中になって、どこも紹介していなかった。反省します。
内山：嫁もイカ大好きなので連れてきてイカを食べさせたい。アナゴの天ぷらは肉厚なのに歯切れが良い。来年夏の家族旅行は芦屋にするかも。

満：私もこれからはちゃんと観光大使の仕事をします。

内山：(なお食べ続けながら)いやあ幸せ。うん。