福祉への理解を深める「障害者週間」 誰もが輝く福岡県に!

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 「障害者週間」は、障がいのある方の福祉についての関心と理解を深めるとともに、社会、経済、文化、その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的として設定されました。障がいの有無にかかわらず、お互いに人格や個性を尊重し支えあう「共生社会」の実現のために、福岡県が実施している取り組みを紹介します。





 福岡県は、障がいの有無に関わらず、誰もが生き生きと輝いて活躍できる、そして、安心して笑顔で暮らせる社会を実現することを目指します。
 このため、障がいのある方の「働きたい」という思いを応援し、実現するため、複数の障がい者施設利用者の皆さまが一緒に作業できる「就労支援の場」を3か所、テレワークオフィスを2か所開設しています。また、障がいのある方による個性豊かなアート作品(まごころアート)のレンタル事業にも取り組んでいます。このような取り組みにより障がいのある方の就業を支援するとともに、収入の向上を図ってまいります。
 また、民間企業による障がいのある方への「合理的配慮の提供」が本年4月から義務化されたことを周知啓発するなど、障がいに対する一層の理解促進に積極的に取り組んでいます。
 障害者週間では、県庁ロビーでの「まごころ製品販売会」をはじめ、県内各地でさまざまな催しが開催されます。ぜひこの機会に、障がいや障がいのある方への理解を深めていただき、真の共生社会を実現してまいりましょう。


事業者による障がいのある方への合理的配慮
の提供が義務化

 2021年に障害者差別解消法が改正され、今年4月から事業者による障がいのある方への合理的配慮の提供が義務化されました。
 合理的配慮とは、障がいのある方の活動を制限する社会的なバリアを取り除くための配慮のこと。「できる」「できない」の2択ではなく、障がいのある方と事業者などが対話を重ね、共に解決策を検討していくやりとり(建設的対話)が重要です。
 障がいのある方からの申し出への対応が難しい場合でも、障がいのある方と事業者などの双方が情報や意見を伝え合い、建設的対話に努めることで、目的に応じて代わりの手段を見つけていくことが求められています。



アートで収入向上と社会参加を促進

 福岡県では、文化芸術活動を通じて障がいのある方の収入向上や社会参加を推進するとともに、障がい福祉に対する県民の皆さまの理解促進を図るため、「まごころアート  FUKUOKA GALLERY」を実施しています。



 さまざまな場所で障がいのある方のアート作品(まごころアート)を楽しんでいただくため、レプリカや画像データを有料でレンタル・販売し、その料金の一部(30%)を作家へ還元しています。


「さんぽ」 梶原由紀菜

「蒼深き幻想」 なみ


「みんな違っていい」 石永淳二



身近な場所がアートスポットに!
まごころアートの活用事例


 イオンモール大牟田 ゼネラルマネージャー柿原さん

 まごころアートをプリントしたバナーを制作し、ウォールアートとして1階に展示しています。障がいのある方の作品は、個性豊かで自由な表現と温かみのある作品が多いと感じています。作品の展示で、モールの一角が美術館のような素敵な空間になりました。アートを通して人と人とをつなぎ、大牟田のまちづくりやSDGsに貢献したいと考えています。


イオンモール大牟田のポップアップストアに設置されたウォールアート


 まごころアート FUKUOKA GALLERYの詳細、問い合わせはこちら

働く喜び、そして可能性の追求

 福岡県では誰もがいきいきと働くことができる社会を目指して、障がいのある方の就労・就業を支援しています。国立国会図書館蔵書などのデジタル化作業を担う施設や、テレワークオフィスを活用して障がい者雇用に取り組む企業を紹介します。

本や紙の資料をデジタル化するお仕事をしています

福岡県「就労支援の場」 あけぼの園

 国立国会図書館の蔵書などをデジタル化する拠点施設「就労支援の場」の一つとして、22年7月に開設。複数の施設から障がいのある方が集まり、共同で大量の業務を受注することで収入向上につなげています。

<利用者の声>

 スキャナー操作や画像チェックなどを行い、約30人で1日5000ページ以上をデジタル化しています。仕事で学んだことを自分一人でできるようになると、やりがいや面白さを感じますし、より判断力が必要な仕事を覚えたいと思っています。


パソコンで画像チェックをする様子


障がいのある方の採用から定着までをワンストップで対応

テレワークオフィス 「こといろ」

 JR博多駅近くに20年9月に開所。半個室ブースが15ブースあり、常駐の支援員が利用者の体調面などのサポートをしています。

<利用企業の声:㈱ナフコ>
 障がい者雇用の求人票を作成する方を採用しました。多数ある店舗ごとの求人票の作成や更新作業を迅速に行っていただいているおかげで応募者が3倍に増え、面接するのが大変なほどです。

<利用者の声:㈱ナフコ社員>

 36歳の時に倒れて右半身に麻痺が残っていますが、こといろでは困った時も手厚くサポートしてくれて、自分のペースでストレスなく働くことができています。


こといろのスタッフの皆さま


 オフィスの詳細、問い合わせはこちら

障がいのある方の特性に合わせた支援で定着率をアップ

テレワークオフィス「Beyond Office」(ビヨンドオフィス)

 JR小倉駅近くに23年10月に開所。半個室ブースが18ブースあり、支援員が常駐。在宅や通勤移行への通過点となるよう利用者をサポートしています。

<利用企業の声:大英産業㈱>
 自社サイトに物件情報を掲載する業務で採用しました。予想以上に仕事が速く、助かっています。仕事に集中できる静かな環境が整っているのがありがたいです。

<利用者の声:大英産業㈱社員>

 前職より給料が増え、やりがいがあります。オフィスは設備が充実していて、インターネットも快適に使えます。きちんと自立して、家庭を築くのが夢です。


Beyond Officeのスタッフの皆さま


 オフィスの詳細、問い合わせはこちら



<問い合わせ>
■事業者による障がいのある方への合理的配慮、福岡県「就労支援の場」に関すること
福岡県福祉労働部障がい福祉課
TEL 092-643-3264

■まごころアート FUKUOKA GALLERY
福岡県人づくり・県民生活部文化振興課
TEL 092-643-3383

■テレワークオフィス「こといろ」
株式会社綜合キャリアトラスト
TEL 092-518-3610

■テレワークオフィス「Beyond Office」
株式会社九電ビジネスフロント
TEL 093-953-8835


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