海外での挑戦を後押しする熊本大学 グローバル人材の育成へ!!
今年夏、熊本大学情報融合学環1年生10人は英語と異文化を学ぶため、アメリカ・テキサス州を訪問した。毎日が新鮮で刺激的であり、自己成長につながる非常に貴重な経験となった。短期留学で何を学び、感じ、経験してきたのかを紹介する。
思考力を養う語学学習
訪米期間中は、主に北テキサス大学内の語学機関で授業が行われた。主な内容はペアやグループワークを通したディスカッション。ベトナムや中国などの多くの学生と交流し、互いの意見を交わす中で、実践的な英語力と柔軟な思考力を養うことができた。現地の学生は意見をはっきり伝える姿勢が印象的で、自分の考えを言葉にする大切さを実感した。英語の文法や語彙の習得、日本では身につけることが難しい「話す」「聞く力」の向上にとどまらず、国際的な視野を広げる貴重な経験となった。
企業訪問で得た新たな知見
訪米中、北米トヨタや、主にトラックを製造する「Peterbilt(ピータービルト)」を訪問したり、現地の半導体企業による講演も受けたりした。印象的だったのは、世界的なテクノロジー企業「Broadcom(ブロードコム)」の講演。最新の iPhone に搭載される半導体チップやデータセンター向け製品が、膨大な通信処理を支えていることを学んだ。熊本大学で学んだプログラミングが理解の助けとなり、将来はデータサイエンスの視点を生かした仕事に携わりたいと感じた。
大学の支援が導いた挑戦と成果
今回の短期留学を通じて、語学力とともに精神面でも大きく成長した。現地ではネイティブの英語に触れながら積極的に交流し、リスニング力やスピーキング力の向上を実感できた。英語に対する苦手意識も薄れ、失敗を恐れず挑戦する姿勢が身についた点は大きな成果だった。
その背景には、熊本大学の手厚い支援があった。金銭や生活、安全など多方面でサポートがあり、安心して学びに集中できた。こうした大学の支援に現地の学生は驚きを見せ、私たちも熊本大学の魅力を再確認することにつながった。
グローバル社会の中で、将来、学生たちが活躍することを期待して、熊本大学が提供してくれた貴重な経験。異文化の中で揉まれ、様々な価値観に触れた約 1か月間で、語学力以上に主体性・積極性を養うことができた。短期留学を通して得た学びを人生の糧とし、世界へと羽ばたいていける人材になりたい。







