一般社団法人日本昔ばなし協会は、主催する「海ノ民話のまちプロジェクト」で、福岡県宗像市を舞台にアニメーション「宗像三女神と沖ノ島」を制作しました。完成記念の上映イベントが1月18日、宗像市の海の道むなかた館で開かれ、親子連れら約50人が参加。アニメ監督のトークショーや、宗像大社の「みあれ祭」の船を模型で作るワークショップなども行われました。
宗像三女神の神話がモチーフ
「海ノ民話のまちプロジェクト」は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環。全国各地の海にまつわる民話を選定してアニメーション化し、次世代へと語りつぐ取り組みです。
アニメは、航海の安全と歴代の天皇を助ける守り神となった宗像三女神の神話が題材。上映後のトークショーでは、アニメ監督を務めた沼田心之介さんが「神話を扱うことへの緊張感はありました。影絵の手法を取り入れて神聖な雰囲気を表現しました」と話し、「アニメがさまざまな場面で活用されてほしい」と伝えました。
みあれ祭の船を親子で工作
みあれ祭の船を工作するワークショップも行われました。参加者は宗像くすのき玩具の人に説明を聞きながら、旗やのぼりに好きな絵を描いて、色とりどりの船の模型を完成させました。