7月4日にスタートした九州観光機構の「チャンネル九州塾」。「インターネットテレビ局」として、YouTubeで定期配信しています。九州観光の盛り上げに向けて、ささっとーでも月1回のペースで番組の見どころを紹介していきます。
<九州観光機構> 九州各県や企業・団体により「九州観光推進機構」として2005年4月に発足。今年6月、「プロセスではなく結果重視」の決意を込めて、名称から「推進」の2文字を外して「九州観光機構」に改めた。
好きが高じて
チャンネル九州塾は、バラエティー豊かな7番組でスタート。ささっとーが7月のコンテンツからオススメするのは、「サウナのまち」宣言をした大分県豊後大野市に機構職員が突撃し、サウナポンチョ姿で取材した「サ道を究める旅」です。
豊後大野市の取材は、機構内で「サウナ好き」として知られる国内誘致部次長の渡辺裕晃さん(46)が企画しました。熊本県出身の渡辺さんは2年前、阪急交通社から機構に出向し、教育旅行の誘致や旅行会社とのタイアップ事業を担当しています。
そんな渡辺さんのサウナ歴は、大学生のときから26年と四半世紀におよびます。特にドラマ「サ道」を見た2019年頃から本格的にのめり込むように。足を運ぶ頻度は以前の月1、2回から月10回ほどに増加。サウナの熱気、水風呂、その後の「ととのう」――。この感覚に魅了されているそうです。
番組では、同じく機構職員でサウナ歴5か月の宮園泰子さんと2人で、「ポンチョ渡辺」「ポンチョ宮園」として登場。「インタビュー取材は初めてで、うまくできる自信はありませんでした。それでも、見る人に楽しんでもらい、おもしろがってほしい」との思いから、サウナポンチョ姿で取材を敢行しました。
愛で乗り切る
前・後編の番組は、川野文敏市長を市役所に訪ねる場面から始まります。ポンチョ姿の2人を迎えた市長の反応は、「サウナのまち」宣言をしているだけあってか、「とても温かかった」とのこと。ただ、「市役所のエレベーターで市民の方々と乗り合わせたときは、不思議そうな目で見られました」と、苦笑いで振り返ります。
謙虚な話しぶりが印象的な渡辺さん。初めての取材、ポンチョ姿、自治体トップを直撃と"重圧"がかかりましたが、そこはサウナへの愛で乗り切りました。豊後大野市には川を水風呂として使うなど魅力的なサウナが多く、自身が「ぜひまた訪ねたい」と思っていたからこそ実現した企画。仕事ながら、サウナも満喫できたといいます。
見どころはココ!
「サ道を究める旅」シリーズの第1回を飾る前編では、宣言をした経緯を川野市長に尋ね、宣言の発起人である同市の「いいサウナ研究所」所長、高橋ケンさんのインタビューも行いました。サウナ後のごはん「サ飯」も取り上げています。
渡辺さんは「高橋さんのインタビューは見どころの一つ。フィンランドとの交流などスケールの大きな野望もあり、サウナにかける情熱のすごさを感じます」とPR。後編では、市内3か所のサウナを紹介し、渡辺さんオススメの施設も登場します。
鹿児島県出身で元々は「温泉派」という宮園さんは「サウナはもちろん、そこに関わる人たちも魅力的。いろんな"熱さ"を感じてほしい」と話しています。
サウナが好きな方も、これから好きになるかもしれない方も、リラックスしながら番組を楽しんでみませんか。地域おこしのヒントも見つかるかもしれません。
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