日本初就航はFUKUOKA! タイ・ベトジェットエアが福岡ーバンコク線を開設

企画

福岡空港国際ターミナルで新規就航を喜ぶ関係者

記事 INDEX

  • 「福岡」を選んだ理由は
  • 航空需要回復への期待
  • 増便やイベントを計画

 タイの格安航空会社「タイ・ベトジェットエア」は7月16日、福岡とタイの首都・バンコクを結ぶ新路線を開設しました。福岡空港国際ターミナルで同日、記念セレモニーがあり、関係者がテープカットなどを行って新規就航を祝いました。

「福岡」を選んだ理由は


福岡空港に到着したタイ・ベトジェットエアの第1便

 タイ・ベトジェットエアが日本に乗り入れるのは福岡が初めて。ルォン・チュオン・アン副社長はセレモニーで、「日本で最初の就航を迎えることができ、うれしく思う」と喜びを語り、「日本への就航はコロナ禍の前から待ち望んでいたことで、日本とタイの友好関係が強固に深まることを願っている」と期待を示しました。

 日本の初就航地として福岡を選んだ理由について、ルォン副社長は「福岡のロケーションと市場性」と明らかにしました。

航空需要回復への期待

 「タイの人々にとって日本は常に一番の観光地。今回の就航が、日本の人々もタイを訪れるようになるきっかけになってほしい」とルォン副社長。タイへの入国制限をはじめ、「アジアはコロナ以前に戻りつつある」との認識も示しました。


新路線への期待を語るルォン副社長

 福岡ーバンコク線は、観光客だけではなくビジネスでの利用も期待しています。搭乗客の70%がタイ人、残り30%が日本人と想定しているそうです。


取材に応じるチン リオン・テオ空港営業本部長


 また、空港運営会社のチン リオン・テオ空港営業本部長は取材に対し、「福岡空港では、8月に香港エクスプレスやユナイテッド航空の運航再開が予定されており、インバウンドやアウトバウンドの回復を期待している」と語りました。


第1便を歓迎する消防車両の放水

 16日の9時過ぎに福岡空港へ着陸したタイ・ベトジェットエア第1便は、滑走路で消防車両による歓迎の放水を受けました。約50名の乗客は到着ロビーで、横断幕を掲げる空港スタッフに迎えられました。


乗客を横断幕で迎える空港スタッフ

増便やイベントを計画

 タイ・ベトジェットエアの福岡ーバンコク線は、月曜、水曜、土曜の週3往復で運航をスタートしました。

■ 福岡ータイ・バンコク(スワンナプーム)線
月・水:VZ810便 8:10着
    VZ811便 9:10発
土曜日:VZ810便 9:30着
    VZ811便 10:30発

 8月16日からは週5往復、10月には週7往復への増便を予定し、日本の他都市への展開も検討しているといいます。


タイ・ベトジェットエア(VZ810便)の到着を知らせる福岡空港の案内板

 福岡ーバンコク間の運賃は片道1万1500円から。フライト時間は、バンコクまでの往路が5時間40分、復路は5時間25分が目安になります。



 タイ国政府観光庁福岡事務所は、今回の就航を機にタイの魅力を発信するイベントを開く予定です。

『タイフェスティバル2022 サヌックナイトin福岡』

日時:8月26日(金)~28日(日)の3日間
   16:00~21:00(飲食ブース20:30L.O)
場所:天神中央公園 旧福岡県公会堂貴賓館前(福岡市中央区西中洲)
内容:在福岡タイ王国総領事館主催のタイのフェスティバル

「タイ」力測定 ㏌ももちパレス

日時:10月15日(土)※開催時間は未定
場所:ももちパレス(福岡市早良区百道2-3ー15)
内容:子ども向けの体力測定のほか、タイ観光の魅力などを感じられるイベント

イベントの詳細については、「タイ国政府観光庁の公式ページ」で決まり次第、案内します。


ルォン副社長とタイ国政府観光庁福岡事務所のゲン副所長


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