チャンネル九州塾だより⑧プロ野球3球団の宮崎キャンプをライブ配信

企画

福岡ソフトバンクホークスの宮崎のキャンプ地などをライブ配信(番組より)

 チャンネル九州塾から、ささっとーが今回、オススメするのは、宮崎県内でのプロ野球3球団のキャンプ初日(2月1日)を取材したライブ配信です。選手を”出待ち”する臨場感が楽しめる福岡ソフトバンクホークスのキャンプの様子などを伝えており、配信後もアーカイブ(保存記録)で視聴回数が伸びています。

新鮮な情報を発信

 多くのプロスポーツチームがキャンプに訪れる宮崎。2月17~27日には野球の国・地域別対抗戦「2023ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)の日本代表のキャンプも予定されており、今年は特に熱い視線が注がれています。


土屋さん(左)は緑色のツナギ、笠崎さんは九州観光機構の法被姿で登場(番組より)

 そこで今回、チャンネル九州塾ディレクターの土屋勇介さんと、九州塾にアシスタントとして出演中の笠崎明日香さんの2人が、現地ロケを敢行。ライブ配信で「鮮度のよい情報を発信し、キャンプをこれから見に行く人も、見に行けない人も、まずは動画で楽しんでほしい」と企画しました。

 土屋さんは元高校球児で甲子園にチームで出場し、出向元のJR九州では硬式野球部の投手を務めた経験もあります。笠崎さんは根っからのホークスファン。”最強コンビ”で取材に臨みました。

ついついロケ延長


取材で使用したオリックスと巨人のキャップを手にする土屋さん

 取材した3球団は、ホークスと、昨季26年ぶりの日本一に輝いたオリックス・バファローズ、3年ぶりのセントラル・リーグ優勝を目指す読売巨人軍。いずれも宮崎市内でキャンプを行っています。

 最初に訪ねたホークスのキャンプ地、生目の杜運動公園では、来場してすぐ無料のパンフレットを入手できることや、手荷物預かり所があることなど、現地で役に立つ情報を紹介。肉巻きおにぎりなどの地元グルメも登場します。


「タレがしみておいしい」。肉巻きおにぎりを食べる笠崎さん(番組より)

 当初は30分ほどで会場の雰囲気を伝え、次の取材場所へ移る予定でした。しかし、施設から屋外に続々と姿を現す選手を目の当たりにし、「もっと会えるのでは……」という気持ちが湧き起こります。ついつい、次の予定ギリギリまで粘り、撮影時間は予定の約2倍の1時間16分に。「プライベートで行っていたら、普通にずっと一日いられましたね」と土屋さんは振り返ります。


選手やコーチらが目の前を通っていく(番組より)

 カメラは球場の観客席にも入り、練習する選手たちの様子も見ることができます。


ホークスは球場内の様子も見られる(番組より)

 ほか2球団では球場内の撮影はできませんでしたが、オリックスの清武総合運動公園では、グッズ販売コーナーで担当者にお薦め品を直撃取材するなど、周辺で楽しめる情報を盛り込んでいます。


オリックスのグッズ販売コーナーでお薦め品を直撃取材(番組より)

 ひなた宮崎県総合運動公園では、巨人の広報担当者に今年にかける球団の思いなどをインタビュー。広報担当者は宮崎にちなんだ話題として「WBCに選出された4選手は、(キャンプ期間は)宮崎でしか見られません」などと伝えています。


巨人の広報担当者(右)へインタビュー。ホークスから巨人に移籍した松田宣浩選手の話題も(番組より)

 また、それぞれの動画にはチャプターを細かく付けて、好みの場面から見られるように工夫しました。


ひなた宮崎県総合運動公園の一角には足湯も登場(番組より)

見どころはココ!

 「ホークスの選手をじかに見ようと"出待ち"したシーンなどは、現地の臨場感も味わっていただけるのでは」と、土屋さんは話します。「動画を見て『宮崎に行きたくなった』と思ってもらえたら、うれしいです」。巨人のキャンプ施設はWBC日本代表も使用する予定で、侍ジャパンの見学に行く人にも参考になりそうです。

 また、現地では、3球団の各キャンプ地の間は20分ほどで移動できたといい、訪れる場合は複数の球団を巡るのもお薦めとのことです。


きれいなままのツナギを手に、残念そうな表情の土屋さん

 ちなみに土屋さんは取材前、着用するツナギを選手たちのサインでいっぱいにしたい、と考えていました。しかし、取材を終えてもツナギはきれいなまま。「キャンプ初日を迎えて気合に満ちた選手たちのことを思うと、声をかけられなくて……」

 いざ現場では、目の前の選手と自身の現役時代がシンクロしたようです。どうしてもサインが欲しい人へのアドバイスを訪ねると――、「思い切って声をかけて」。


ライブ配信時にカメラマンが身につけるサイン

 なお、チャンネル九州塾では昨年11月からライブ配信に取り組んでおり、「福岡マラソン」や「長崎ランタンフェスティバル」でも行ってきました。こうした期間限定のイベントは特に、注目度が高いそうです。

 土屋さんは「編集や確認に時間をかけず、新鮮な情報を届けられる。今後も試しながら、九州の観光を盛り上げられるよう、活用していきたい」と話しています。





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