久留米ー筑後の路線バス廃止 ワゴン車の代替運行スタート

 福岡県久留米市と筑後市を結ぶ西鉄バス久留米の路線バス「西牟田線」が9月末で廃止されたことを受け、久留米西鉄タクシーが路線の一部を引き継ぎ、10人乗りワゴン車を使った代替運行を10月から始めた。運行を補助する筑後市の関係者は「運行本数を増やし、定期代もお得になるよう見直したのでより多くの人に利用してほしい」としている。

タクシー会社が一部路線で引き継ぎ

 旧西牟田線は、JR久留米駅前とJR羽犬塚駅前(18.3キロ)を結んだ路線。国や県、筑後市、久留米市の補助を受けてきたが、運転士の確保が難しいことなどから西鉄バス久留米は路線廃止を申し出ていた。

 両市は「公共交通の空白地帯の発生を防ぎ、住民の日常的な交通手段を確保したい」として継続を模索。久留米西鉄タクシーが、本山(久留米市)―JR羽犬塚駅前間を引き継いだ上で、特急列車が停車する西鉄大善寺駅前などを途中のルートに加えた。新しい路線は16.5キロ。既存の中型バスからタクシー乗務員が運転できるワゴン車に転換することで運転士不足にも対応できる。

 運賃は各市内だけでの乗降なら300円で、両市をまたぐと400円。大善寺駅で電車に乗り換えると、羽犬塚駅前から西鉄久留米駅までの1か月の定期代は、バスを乗り換えながら通うより6610円安くなるという。久留米西鉄タクシーの担当者は「路線バスとしてワゴン車を使う取り組みは珍しい。(福岡市の)天神に行くのにも便利になる」と話した。問い合わせは同社(0942-21-0011)へ。


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