【宮崎】竜王戦都城対局「勝負めし」メニューブック発表

 11月20、21日に宮崎県都城市で開かれる将棋の第39期竜王戦七番勝負(読売新聞社、日本将棋連盟主催、野村ホールディングス特別協賛)の第4局に向け、都城対局実行委員会は10月1日、藤井聡太竜王(24)ら対局者に昼食などとして提供する「勝負めし」や「スイーツ」をまとめたメニューブックを発表した。「ドリンク」も含めて地元自慢の34品が収められており、各メニューはそれぞれの提供元の店で一般客も楽しむことができる。


竜王戦のメニューブックを手にする市職員


地元自慢の計34品 お店でも楽しめる!


 第4局は「焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン」内の「霧島創業記念館 吉助」であり、藤井竜王に服部慎一郎七段(27)が挑む。市などでつくる対局実行委は、対局の合間や昼食に提供する「勝負めし」「スイーツ」「ドリンク」のメニューを市内の事業者を対象に募集していた。

勝負めし12品 スイーツ13品 ドリンク9品

 ブックに掲載されたのは勝負めしが12品、スイーツが13品、ドリンクが9品。対局の際、藤井竜王らに昼食などとして選んでもらう予定だ。

 対局者が選ぶ勝負めしは各地の対局で毎回話題になり、その地の食の魅力PRにもつながっている。農畜産業が盛んな都城市は食材が豊富で、今回選ばれた勝負めし12品のうち半分は、竜王戦に合わせて生まれたという。



 「宮崎牛ステーキ 都城産の野菜添え」も地元の食材を使う。提供する洋食店「BISTRO1958」は、「ホテル京セラ」(鹿児島県)の元統括料理長でオーナーシェフの黒木孝行さん(68)が見極めた宮崎牛を軟らかく焼き、地元のパプリカやタマネギなどを添える。40年以上作り続けている、しょうゆやリンゴなどを使った和風ソースをかけるとご飯も進むという。


竜王戦への期待を語る黒木さん


 将棋ファンだという黒木さんは「(肉の)脂とうまみで脳を活性化すれば100手先まで読めると思う」と対局を楽しみにする。

昭和天皇献上品も

 13品が選ばれたスイーツも各店の逸品ぞろい。「昭和天皇御献上カステラ」を用意するのは創業約130年の老舗菓子店「和洋菓子のコジマヤ」。6代目の平岩良介さん(38)は「カステラの甘みにほっとしてもらえたらうれしい」と期待を寄せる。

 1935年に都城市で行われた陸軍特別大演習で地元に来られた昭和天皇に献上されたカステラといい、昭和天皇は73年の全国植樹際で来県し、都城市の都城島津邸に宿泊した際、「(あのカステラは)おいしかった」などと話したため、再び献上されたという。

 地元産の濃厚卵を使い、大型専用窯でじっくり焼き上げたカステラは、ずっしり、しっとりとした味わいで甘さも程よいと評判だ。平岩さんは「食べてもらえたら光栄」と話す。

さわやかな気分に

 ドリンク9品も魅力的だ。2023年4月のオープン以来、480万人以上が訪れた観光スポットの道の駅「都城NiQLL(ニクル)」が提供するのは、地元産のかんきつ類「へべす」の生果汁を使った「へべすスカッシュ」。

 まろやかな酸味とさわやかな香りが特徴のへべすの生果汁にハチミツと炭酸水を加え、すっきりとした味わいに仕上げたという。店内のカフェでも味わえ、焼酎を入れたものもある。担当の原田直子さん(55)は「疲れた時にさわやかな気持ちになれます」と話す。



 メニューブックは掲載店のほか、市役所、市立図書館などで配布しており、市ホームページでも見ることができる。問い合わせは対局実行委(0986-23-2615)へ。

対局者が選ぶグルメを予想!
 都城対局実行委員会は、竜王戦の対局者がメニューブックの中から選ぶ「勝負めし」を予想するコンテストの申し込みを受け付けている。11月19日まで。
 申し込みはサイトから行い、対局1日目と2日目に対局者が選ぶ勝負めしをそれぞれ予想する。的中した人の中から抽選で5人に竜王戦記念扇子を贈る。
 このほか、メニューブックに掲載された店舗 のうち、2店舗で飲食や買い物をしてスタンプをもらうと、竜王戦限定グッズや都城市の特産品があたるスタンプラリーも11月30日まで行う。


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