伝統を未来へ みやま市・竹飯八幡宮の奉納花火が8年ぶりに復活

2015年10月に奉納された「万穂花火」(左下)と打ち上げ花火=写真はいずれも一般社団法人有明月 提供

 福岡県みやま市高田町竹飯(たけい)の竹飯八幡宮で、400年あまり続く伝統の奉納花火が10月11日、8年ぶりに行われる。竹飯地区は九州有数の花火の生産地で、五穀豊穣(ごこくほうじょう)や家内安全などを願って奉納される花火。以前は毎年行われていたが、担い手不足で近年は3年に1回となり、コロナ禍もあって中断していた。今後の継続に向け、地元の団体がクラウドファンディング(CF)で寄付を募っている。

10月11日の夜に打ち上げ!

 竹飯地区の花火は、初代柳川藩主・立花宗茂が朝鮮に出兵した際、領民が狼煙(のろし)を上げて無事を祈り、帰還した宗茂が竹飯八幡宮に煙火を奉納したのが始まりとされる。

 2026年の奉納は10月11日午後7時30分から。勢いよく回転する花火で稲の脱穀を表現した「稲すり」、稲穂が垂れるように火花が噴き出す「万穂(まんぼ)」、青白い炎で城をかたどる「お城」の仕掛け花火3種と打ち上げ花火を予定している。


2015年10月に奉納された「お城花火」の設置の様子


 地元の「塚本花火工業」と「高田花火工業」が花火を作り、打ち上げも担う。以前は地区の青年たちが手作りで準備していたが、担い手不足で2社が請け負うようになったという。


継続へクラファン実施中

 CFを企画したのは、一般社団法人「有明月」。地元の「筒井時正玩具花火製造所」の筒井今日子さんが代表理事を務めており、筒井さんは「奉納花火の文化を未来につないでいきたい」と話している。

 CFでの支援は運営費などに充てられる。返礼品として特製の線香花火などが届くほか、10日までの申し込みで奉納花火の様子をライブ配信で見ることができる。問い合わせは、有明月のインスタグラムのDMで。


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