久留米の魅力を香りで 福岡市の会社が新フレグランスを開発

記者会見する黒田さん(右)と織井さん

 福岡県久留米市の魅力を香りで伝えようと、フレグランス商品の開発・販売を手がける「コーシェリジャパン」(福岡市中央区)が久留米市産の植物を使ったキャンドルなどを開発し、9月から販売を始めた。同市出身で、くるめふるさと大使を務めるタレント・黒田りささんが協力した。8月28日に記者会見した黒田さんは「香りを通じて久留米の魅力を感じ、足を運ぶきっかけにしてほしい」と呼びかけた。

ふるさと大使・黒田さんが協力

 同社は、梅酒の醸造過程で廃棄される太宰府市特産品の梅をはじめ、ジュースの加工後に残る宮崎県産日向夏の果皮など、九州産の原料から香りを抽出。天然由来のロウを使ったフレグランスを開発している。

 久留米市産の植物を使った商品開発は、八女茶の香りを表現したアロマキャンドルを発売し、2025年5月にイベントを開いた際、黒田さんから「久留米の香りを作ってほしい」と依頼されたことがきっかけで始まった。同市田主丸町が巨峰園の発祥の地であることから、巨峰をテーマに同市産のギンバイカを活用。同市監修のもと、雄大な耳納連山の自然を連想させるような香りを作り上げた。

キャンドル、スプレー…多彩に


開発した商品


 今回は、九州産の原料から香りを抽出して配合するシリーズ「9KOS(ナインコース)」の9番目で、商品はキャンドル(税込み3520円)、ルームスプレー(同3300円)など5種類。ご当地ならではの新商品として、「焼き鳥店に行った後のリフレッシュに」との思いを込めたマルチスプレー(同3630円)、「医者の街」にちなんだ医薬部外品の入浴剤(3個入り、同1650円)がある。


 企画段階から携わってきた黒田さんは「耳納連山の景色を丸ごと香りにした。久留米の魅力を詰め込んだので、これを機に、おいしいグルメを食べに遊びに来てくれる方が増えたらうれしい」と語った。

 同社の織井敬太郎・代表取締役は「地域の人と共同で作り上げることで喜ばれるのを実感している。今後もより多くの街で象徴となる香りを作っていきたい」と意気込みを語った。


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