福岡県久留米市で毎年8月に行われる「筑後川花火大会」の実行委員会は5月27日、今年の大会を例年通り8月5日に開催すると発表した。
2024年の「筑後川花火大会」の様子
1万5000発が夜空を彩る
花火大会は江戸時代から続く筑後川の夏の風物詩で、水天宮奉納花火を起源とする。
2025年の打ち上げ時間は午後7時40分から同8時40分までの1時間。2024年、交通規制の時間を過ぎてもJR久留米駅周辺などが客で混雑したため、25年は交通規制の時間内に混雑が解消されるように打ち上げ時間を24年よりも10分短縮する。
打ち上げ数は24年と同じ約1万5000発。花火玉の大きさも24年と同じ6号玉までとし、尺玉や仕掛け花火は使わないという。打ち上げ場所は長門石と小森野の筑後川河川敷で、観覧会場は市内と佐賀県鳥栖市、同県みやき町の計6会場。ユーチューブでライブ配信する。荒天の場合は8月7日に延期する。
2022年の大会では、不発の花火玉が会場近くにある久留米高専の弓道場に落下して爆発する事故が発生。23年は安全対策を徹底するため、開催日を8月下旬にずらすなどした。24年から十分な警備態勢が確保できるとして、例年の日程に戻した。
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