嘉穂劇場の姿を後世に 飯塚市教委が昔の写真を募集
2025.08.12
飯塚市教育委員会が、2021年から休館している福岡県飯塚市の「嘉穂劇場」(国登録有形文化財)に関連する過去の写真を募集している。劇場再開を段階的に進めている市は、26年秋頃をめどに内部を見学できるようにする方針で、写真はイベントなどで活用する。
内部や外観、街並みも
再開に向けた動きが進む嘉穂劇場
同劇場は1931年に開場した木造2階建ての芝居小屋。2021年に運営していたNPO法人が経営難で解散し、市が無償譲渡を受けた。市には古い写真があまり残っておらず、特に昭和時代のものが少ないため、市民らから募ることにした。
募集するのは、劇場の内部や外観のほか、周辺の街並みや人々の暮らしを撮影した写真。応募者かその家族が著作権を保有するものに限る。プリント写真は市歴史資料館でデータ化し、デジタル写真はメールや専用フォームで受け付ける。
市教委文化課は「集まった写真は地域の歴史や文化を語る資料として後世に伝えていきたい」としている。
募集は9月1日まで。問い合わせは、同課(0948-43-3448)へ。
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