【熊本】八代亜紀さんに県民栄誉賞 地元への貢献に感謝

 数々のヒット曲で知られ、昨年12月30日に73歳で死去した熊本県八代市出身の演歌歌手、八代亜紀さんに県民栄誉賞の贈呈が決まった。2月7日の定例記者会見で発表した蒲島郁夫知事は、県民に愛された八代さんの地元への貢献に感謝の思いを述べた。


定例記者会見で八代さんへの思いを語る蒲島知事

 八代さんは、日本レコード大賞を受賞するなど日本を代表する歌手として活躍した。画家としても活動し、フランスの絵画公募展「ル・サロン」で5年連続入選を果たした。

 蒲島知事は会見で、八代さんが地元・八代市で自身の名前を冠した絵画コンクールを定期的に行ったことに触れた。2004年には「くまもと誘友名誉大使」の第1号として県の観光・物産振興に貢献したことにも感謝し、「熊本愛にあふれた方だった」と述べた。


熊本地震で被災した故郷を励まそうと開催したミニライブでくまモンとステージに立つ八代さん(2016年6月、熊本市で)

 「歌うことはできないけれど、『舟唄』を聞くのが大好きだった。昨年9月から病気療養に専念され、また元気になると思っていたが、大変残念な思いだ」と語った。


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