【熊本】RPG「あさぎりクエスト」が地域活性化に一役!

 熊本県あさぎり町を舞台にしたスマートフォン用のロールプレイングゲーム(RPG)アプリ「あさぎりクエスト~霧の里の秘宝~」のダウンロード数が1万件を突破した。実在の場所が登場する物語が話題を呼び、実際に町を訪れる人もいるなど地域活性化に一役買っている。制作した町はさらなる集客を図ろうと、3月20日までスタンプラリーなどのキャンペーンを実施している。

ダウンロード数が1万件超


アプリをPRする遠山さん


 アプリは、定期的に地域を訪れる「関係人口」の増加などを目的に、町商工観光課の遠山優矢さんが企画した。同様のアプリ開発の実績があるゲーム制作会社に依頼し、2025年2月28日、米アップルとグーグルのアプリストアで公開された。


 ゲームは、くま川鉄道(人吉市)に乗っていた少年・健太が400年前の世界に迷い込むという設定。プレーヤーは1年前から立ちこめる原因不明の濃霧の謎を解き、現代に戻るため、仲間と魔物を倒していく。スマホの全地球測位システム(GPS)機能を活用している。文化庁の「日本遺産」に認定されている勝福寺や谷水薬師堂など町内の8か所を実際に訪れることで手に入るアイテムもある。

 町によると、公開されてから1か月でダウンロード数は6000件を超えた。その後も、25年9月に行われた東京ゲームショウへ出展したり、ユーチューバーと協力して動画を作成したりしてPRを継続。地元の小学生向けには、ゲームをしながら登場する舞台を訪れるツアーも実施するなどし、25年12月に1万ダウンロードを達成した。

 現地を訪れ、GPS機能を使った人も同月までに延べ1685人に上り、観光客の誘致にもつながっているという。

 クリアしたプレーヤーからは、次のストーリー制作を求める声も多いといい、町は今後のバージョンアップを検討している。遠山さんは「ぜひ町に来てあさぎりクエストをプレーしてほしい。(アプリ内の)キャラクターの人気が高まり、町のシンボルのような存在になれば」と話している。

町内巡るスタンプラリー 3月20日まで

 キャンペーンでは、町内8か所を巡るスタンプラリーが行われている。おかどめ幸福駅と町ヘルシーランドのいずれかに台紙を持ち込むと、集めたスタンプの数に応じて特製のクリアファイルやシールがもらえる。8か所全てを巡った人には、抽選で5人に町の特産品セットも贈られる。

 SNS上でもキャンペーンを実施。X(旧ツイッター)やインスタグラムでアプリの公式アカウントをフォローし、町内の風景やグルメの写真にハッシュタグ「#あさクエ10000」をつけて投稿すると、同じく抽選で5人に特産品セットが当たる。問い合わせは企画運営のくま川鉄道(0966-23-5011)へ。


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