豊前市が3小学校の再編を延期 物価高で事業費が上振れ

 福岡県豊前市の市立小学校の再編計画を巡り、市は、現行の9小学校のうち3校の再編を当面延期すると発表した。物価高の影響で事業費が当初の見込みを大幅に上回ったためという。

「豊前中央小」の6校は予定通り

 市は、八屋、宇島、三毛門の3校を「豊前北小」、大村、角田、山田、千束、黒土、横武の6校を「豊前中央小」に再編し、2029年度に開校する予定だった。

 しかし、資材や人件費の高騰を受け、再編の事業費は25年2月時点で試算した約17億円から約33億円へと増加。倍近くに膨らんだ財政負担の影響は大きく、「豊前北小」の3校は複式学級が発生していないこともあり、3校についての再編を延期することを決定した。10年後を目途に再編の議論を再開する方針としている。

 「豊前中央小」となる6校については、うち4校で複式学級が発生しており、その解消のためにも予定通り再編するという。

 西元健市長は7月17日の記者会見で、「現実的に考えられる最良の再編計画。将来に負担を残すわけにはいかない」と語った。


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