歌舞伎女形の人間国宝、坂東玉三郎さんの特別公演が9月4~14日、福岡市の博多座で開かれる。約4年半ぶりの出演となり、同市内で記者会見した玉三郎さんは「全力で務めさせていただきます」と意気込みを語った。
夢二の世界を舞踊劇で
プログラムは4月に東京・新橋演舞場で好評を博したもので、中心となるのが舞踊劇「長崎十二景」。美人画で知られる竹久夢二の作品をもとに、夢二の絵画世界を描き出す。ダンサーで俳優の進藤学さんが相手役を務める。
このほか、夢二が愛した女性たちにふんして彼の生涯を描く映像作「夢二慕情」や、琴、三味線、胡弓(こきゅう)を一人で弾く「三曲糸の調べ」、豪華衣装についての解説がなされる「口上」もある。
7月17日の記者会見では「長崎十二景」について、進藤さんが「セリフもなくシンプルに演じる作品だが、深い思いを寄せることができる」と述べた。玉三郎さんは、初演が1979年の九州巡業だったことに触れ、「やっと振り出しに戻った気分で、とてもうれしい」と語った。
追加公演を9月3日に行う。チケット(当日券あり)などの問い合わせは、博多座(092-263-5555)へ。
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