【熊本】球磨川下り「清流コース」4月6日に本格再開
九州豪雨などの影響で運休を繰り返していた熊本県人吉市の球磨川下りが4月6日、本格的に運航を再開する。国の治水対策工事を経て豪雨以来、約3年9か月ぶりに本来の区間だった「清流コース」(約4.5キロ)での川下りが楽しめる。
運営する第3セクター「球磨川くだり」(人吉市)が3月27日に発表した。被災後の2022年7月、安全が確認できた短縮コース(約2.5キロ)で一時運航したが、台風と大雨の影響で23年5月以降は運休が続いていた。
再開するのは、観光複合施設「HASSENBA」から市内の温泉町着船場までのコース。工事で河川の土砂を取り除き、航路を確保したという。船頭の藤山和彦さんは「新たなスタートラインに立てた。人吉の観光業に良い風が吹けば」と期待を込めた。
運航は午前11時、午後1時、午後3時の1日3回で所要時間は約50分。料金は中学生以上3000円、小学生1600円、3歳以上1000円(いずれも税込み)。3歳未満は大人1人につき1人無料となる。問い合わせは球磨川くだり(0966-22-5555)へ。