【大分】別府に隈研吾さん設計のホテル 2025年オープン 

 世界的建築家の隈研吾さんが設計を手がけるホテルの起工式が5月9日、大分県別府市で行われ、関係者が工事の安全を祈願した。2025年1月頃にオープンする予定。

ヒノキをふんだんに デッキから別府湾


ホテル正面のイメージ図(提供:菱甲産業)

 建設資材販売会社の菱甲産業(大分市)が60周年事業として企画。グループ会社の大九州自然エネルギー(同市)が施主を務め、運営も担う。

 同社によると、ホテルは木造2階建て(延べ約800平方メートル)で、4~8人部屋を計14室備える。建物の内外に県産のヒノキをふんだんに使用する。正面に6メートルの丸太を60本並べて宿泊者を迎え入れ、デッキからは別府湾を眺めることができる。

起工式を開催 「別府の新しい名所に」

 式には、別府市の長野恭紘市長ら約30人が出席。神事の後、大九州自然エネルギーの土谷幹男社長が「隈イズムが存分に込められている。素晴らしい作品を皆さんと味わいたい」とあいさつした。


起工式であいさつする隈さん

 式後、取材に応じた隈さんは「大分は日本を代表する木材の産地であり、森の迫力を感じられるデザインにした。別府の新しい名所になるとうれしい」と話した。


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