【熊本】市電の新型車両 11月24日から営業運転始まる

 約10年ぶりに導入される熊本市電の新型車両「2400形」が11月24日に営業運転を始める。熊本市が8日に発表した。定員は現行車両の平均に対して約1.5倍となる112人。九州の路面電車では最大で、朝夕の通勤・通学時間帯の混雑緩和が期待される。


市電の新型車両の運行開始を発表する大西市長

 市交通局によると、新型車両は全長約21メートルの3両編成。車内に折りたたみ式のスロープや車いす・ベビーカー用のスペースを設け、24日から2編成が運行する。

 多両編成(2両/3両編成)の台数が増え、1日の運行本数は現在の53~55本から67~71本になる。朝の通学時間帯には輸送力の増強のため、健軍町―新水前寺駅前方面を中心に新型車両を運行させる。


年内の運行開始が予定されている市電の新型車両


 市は最終的に新型車両計12編成を導入する計画。


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