【鹿児島】野球交流戦「おいどんリーグ」が2月に開幕!
野球の鹿児島県内外の社会人や大学強豪チームによる交流戦「薩摩おいどんリーグ」が2月22日~3月9日、県内8市で開かれる。3回目となる2025年は開催市や参加チーム数が増加。県などでつくる実行委員会が1月17日、鹿児島市内で記者会見し、参加チームや一部の対戦カードを発表した。
54チームの熱戦に期待
大会は野球振興を図ろうと、「薩摩おいどんカップ」の名称で2023年に初開催。過去には読売巨人軍や福岡ソフトバンクホークスの三軍も参加した。
今大会は鹿児島、薩摩川内、姶良、鹿屋、枕崎のほか、新たに指宿、出水、阿久根の各市を加え、計8市で行われる。全試合、入場無料。
参加チームは前回より12増えて54チームとなり、試合数も前回の81試合を上回る、110試合前後となる見込み。県内チームに加え、慶応や中央、立教といった大学の強豪やトヨタ自動車、Honda、パナソニックなどの社会人チームが参加。韓国のプロ2チームと、福岡ソフトバンクホークス三軍も参加を調整している。
魅力ある試合をみせる
17日の記者会見には参加チームの監督や選手、開催市の市長らが出席した。
トヨタ自動車硬式野球部の藤原航平監督は「幅広いチームと良いカードで試合できるのが一番の利点。魅力ある試合を見せたい」と意気込み、前回からキャンプ地を薩摩川内市としているパナソニック野球部の中本浩監督は「大会を通じて、練習設備や食事の素晴らしさを実感した」と話した。
指宿市の打越明司市長は「多くの人に訪れてもらい、温泉を楽しんでほしい」と期待を込め、第1回大会から実行委員長を務める小薗健一さん(61)は「子どもたちに野球への憧れを持ってもらえる大会にしたい」と語った。