【熊本】地下水でととのう!? 熊本市がサウナとコラボ事業
豊富な地下水をアピールしようと、「水の都」とも称される熊本市は、水風呂が欠かせないサウナとコラボした事業を始めた。12月末まで市内や周辺自治体のサウナ施設などを巡るスタンプラリー企画を開催している。
11月上旬のアウトドアサウナ体験会では、地下からの湧水が豊富な「江津湖」のそばにある同市東区の動植物園で実施。県内外のサウナ愛好家ら約60人が参加した。
園内には、路線バスを改造して作った移動式サウナ「サバス」やテント型のサウナが設置された。参加者たちは室温約90度のサウナでじっくりと汗をかいた後、地下水を使った水風呂につかって体を冷やし、リクライニングチェアに座って江津湖を眺めながらリラックスした。鹿児島市の会社員山崎航大さんは「熊本の地下水は鹿児島よりも冷たかった。屋外で景色もよくて気持ちいい」と笑顔だった。
スマホスタンプラリー 12月末まで
市によると、サウナとコラボした観光プロモーションは今年度からの新規事業として始めた。11月8、9日は「くまもと水とサウナフェス」と銘打って、同園のアウトドアサウナ体験のほか、市内の温泉施設ではトークセッションも開かれた。
スマートフォンから参加できる「デジタルスタンプラリー企画」も開催しており、指定されたサウナや温泉施設など約70か所を利用してスタンプを集めて応募すると、サウナハットやサウナマット、入浴券といった景品が当たる。
市観光政策課の光安林太郎課長は「サウナで熊本の地下水を体験してもらい、魅力を多くの人に知ってもらいたい」と話した。
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