【熊本】イチゴ「ゆうべに」誕生10年! 木村知事に贈呈

 生産量が全国3位を誇る熊本県産イチゴの出荷が始まり、JA熊本経済連は木村敬知事に今年の収穫状況を報告した。8月の記録的大雨で、産地の八代や玉名が被災して苗が浸水する被害も出たが、例年とほぼ変わらない出荷量を予想しているという。


ゆうべにを木村知事に贈呈する丁・代表理事会長(左)

 同経済連によると、早いところで10月中旬から出荷が始まり、来年5月末頃までに6000トン以上の出荷を見込んでいる。

 12月3日に県庁を訪れた同経済連の丁道夫・代表理事会長らは、11月に誕生から10年を迎えた県オリジナル品種「ゆうべに」を知事に贈呈。熊本の「熊(ゆう)」とイチゴの赤色を示す「紅」を組み合わせて名付けられ、大玉で香りが強く、酸味と甘みのバランスが良いのが特長となっている。

 木村知事は「大雨や猛暑で心配していたが、苗の育成に努めていただいた。全国の消費者に届くよう、トップセールスをしていきたい」と話した。


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