【熊本】球磨川下りに「こたつ舟」 人吉の冬の風物詩
熊本県人吉市の観光名物「球磨川下り」で、冬の風物詩「こたつ舟」の運航が始まっている。舟に設置されたこたつで暖をとりながら、川の景色を楽しめる。2026年3月上旬頃までの予定。
風は冷たく 足は暖かく
25年のこたつ舟は、同市下新町の観光複合施設「HASSENBA」一帯を約30分で巡る遊覧コース「梅花の渡し」で行っている。定員は1隻12人。料金は中学生以上2500円で、当面は1日6便運航する。
12月4日に友人らと乗船した菊池市の酪農業の女性(61)は「乗るのは昔からの夢で、本当に楽しかった。風は冷たかったが、こたつのおかげで暖かかった」と笑顔を見せた。
球磨川下りは2020年7月の九州豪雨で使用する舟などが被災して中断されていたが、昨年4月に本来の区間だった「清流コース」(約4.5キロ)を再開した。現在は球磨川の水位低下を踏まえ、同コースの運航は一時休止となっている。
問い合わせは、運航会社「球磨川くだり」(0966-22-5555)へ。
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