【山口】「猫ひっかき病」正しく理解を 山大教授らが講演

 猫にひっかかれたり、かまれたりして感染する「猫ひっかき病」について知ってもらおうと、山口大医学部(宇部市)の研究者らが1月31日、宇部市立図書館で講演会を開いた。研究者の一人、常岡英弘特命教授は「病気を正しく理解し、対策することで幸せな猫ライフを送ってほしい」と話した。

「幸せな猫ライフを」対策呼びかけ


猫ひっかき病の予防法を紹介する常岡特命教授(左)ら

 同大によると、猫ひっかき病は、猫にひっかかれるなどしてできた傷口から細菌が入ることで感染し、リンパ節の腫れや発熱などの症状が出る。猫に寄生するノミが原因で、感染者数は年間1万人以上と推計されている。

 講演会では、常岡特命教授と大津山賢一郎講師が症状について解説し、「むやみに野良猫を触らない」「飼い猫を外に出さない」「定期的に猫の爪を切る」といった予防法を紹介した。

検査キット開発へCF

 診断には検査の技術が必要で、時間がかかることから、即時に診断結果が分かる検査キットの開発に取り組んでいることも説明。常岡特命教授は「結果が出るまで患者は不安なはず。すぐに治療を始めてもらうためにも、キットの開発にこぎ着けたい」と語った。

 同大はクラウドファンディング(CF)で、検査キットの開発費用を募っている。問い合わせは同大医学部(0836-85-3253)へ。


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