【宮崎】宮崎ひでじビールに優秀賞 ものづくり日本大賞

 宮崎県延岡市のビール製造会社「宮崎ひでじビール」が、「第10回ものづくり日本大賞」(経済産業省など主催)で優秀賞を受けた。品質の高い商品を生み出すとともに、ビール醸造の過程で生まれる「麦芽かす」を活用した家畜飼料の開発も進めるなどしていることが評価された。

「地域の経済循環」評価

 同大賞は日本の産業・文化の発展を支えるものづくりを着実に継承し、事業環境の変化にも柔軟に対応するなどしている個人や団体を表彰する。

 宮崎ひでじビールは、地元の特産品を生かした独自のクラフトビールを産学官連携で製造。県産栗を使ったクラフトビール「栗黒」は世界最高峰のビール品評会「ワールドビアカップ2022」で金賞に輝いた。地元農家と連携し、これまで輸入に依存していたホップや大麦の産地化も推進したという。


河野知事(右)に受賞を報告する永野社長(中央)ら


 県庁を訪れ、河野俊嗣知事に受賞を報告した永野時彦社長は「会社として地域の経済循環を目指した取り組みが評価されたことが非常にありがたい。一つのモデルとして我々が示すことで、業界への貢献にもなると思っている」と語った。河野知事は「こんなものができたらいいなと思うものを一つ一つ形にしておられ、素晴らしい」とたたえた。


創業30周年!7月に感謝祭

 宮崎ひでじビールは今年で創業30周年。同社によると、従業員は23人で、国内外に年間約350キロ・リットルを出荷。宮崎のまぶしい太陽をイメージしたという「太陽のラガー」やほどよい酸味と爽やかな香りが人気の県産日向夏を使用した「九州CRAFT日向夏」などが定番の商品という。


定番商品の「九州CRAFT日向夏」=宮崎ひでじビール提供


 ビールを予約購入することで、ホップ苗の生育を見守りながら、最終的に完成したビールを受け取ることができる「ホップオーナー制度」も人気を集めている。永野社長は「大手との違いは、我々つくり手とお客さまとの距離の近さ。地域の優れた特産品を全国や世界の皆さまに届けていくことが宮崎のローカル企業としての使命だと思っている」と語る。


 30周年を記念し、7月10~12日に宮崎市のJR宮崎駅前アミュひろばで30周年感謝祭と題したイベントを行う。約30種類の生ビールと県内のグルメを楽しめるほか、ステージイベント、ライブ演奏などを実施予定。問い合わせは同社(0982-39-0090)へ。


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