【宮崎】「春駒」寄り添う 都井岬で御崎馬の出産ピーク

 宮崎県串間市・都井岬に生息する国の天然記念物の御崎馬(登録名・岬馬)が、この春初めての子馬を産んだ。御崎馬の出産のピークとなる4~5月頃に生まれた子馬は「春駒」と呼ばれて親しまれており、生まれた春駒は母馬に寄り添って乳を飲んだり、歩き回ったりしているという。


生まれた春駒(手前、都井御崎牧組合提供)

 都井御崎牧組合によると、監視員が4月10日朝、母馬とともに子馬がいるのを見つけた。子馬は体長約80センチ、体重約20キロ。11日にも午後4時までに、これとは別に1頭の子馬が生まれているのを確認した。御崎馬はこの春駒2頭を含め98頭になったという。


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