【山口】野外彫刻をメタバースで満喫! 宇部市が公開
山口県宇部市は60年以上の歴史を持つ同市の彫刻展「UBEビエンナーレ」(現代日本彫刻展)をバーチャル化した「メタバースときわ公園」を、インターネット上の仮想空間「メタバース」で公開している。国内外に同展をPRすることで会場への集客増などを目指している。公開は2025年2月末まで。
UBEビエンナーレを再現 国内外にPR
同展は1961年に「宇部市野外彫刻展」の名称で日本初の本格的な野外彫刻展として始まり、今も市などが2年に1回開いている公募展。2024年3月には、最も長く続く野外彫刻展としてギネス世界記録に認定された。
現在は第30回展を園内で開催中。今回は欧州やアジアなどの28か国・地域から183点の応募があり、1次審査を通過した作品のうちの15点を「彫刻の丘」に展示している。メタバース内ではこれらと既存の彫刻作品など計約30点を再現している。
ゲーム攻略でクオカードも
人気オンラインゲーム「フォートナイト」をダウンロードすることで、パソコンやスマートフォン(アンドロイド)、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」などで利用可能。自身のアバターで園内を自由に散策でき、12月22日まではゲームをクリアするとクオカードが当たる抽選に応募できるミッションなども楽しめる。
市成長産業創出課の担当者は「彫刻作品を忠実に再現している。ビエンナーレやときわ公園に今までと違った楽しみ方で親しんでもらいたい」としている。
問い合わせは同課(0836-34-8118)へ。