全国で商業施設を運営するパルコ(東京)は1月29日、福岡市・天神の「福岡パルコ」の営業を2027年2月末で終了すると発表した。閉店後に解体し、大型複合ビルに建て替える計画だ。30年代早期の開業を目指しており、パルコの再入居は検討中としている。
街並みの変化が加速
福岡パルコは10年3月、地場百貨店・岩田屋の旧本館ビルを改装して開業した。主に若年層向けの衣料品や雑貨を扱い、14年には新館も開業。近年は訪日客需要も取り込み、25年2月期のテナントの取扱高は前年比11.9%増の272億円と過去最高だった。
一方、本館の建物は築90年で老朽化が進んでいた。再開発は、福岡市の再開発促進策「天神ビッグバン」による優遇を活用し、関係する事業者とともに本館と新館、隣接するビルなどと一体的に進める計画だ。敷地面積は約7900平方メートルで、商業やホテル、ライブハウスなどの機能を持たせる内容で検討を進めており、設計・整備費は1000億円規模を見込む。
隣接する新天町商店街も大型複合ビルへの再開発を計画しており、関係者によると、パルコ閉店後の27年春以降に建て替えに着手する見通しという。
天神地区では、この1年間でワン・フクオカ・ビルディングやヒューリックスクエア福岡天神といった大型複合ビルが相次いで開業している。イムズ跡でもビルの建設工事が進んでおり、街並みの変化が加速する。
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