【熊本】水俣ー出水IC、2028年度開通へ 利便性向上に期待

 熊本県八代市と鹿児島市を結ぶ南九州西回り自動車道(総延長142キロ)で未開通の水俣インターチェンジ(IC、熊本県水俣市)―出水IC(鹿児島県出水市)の16.3キロについて、国土交通省は2028年度に開通する見通しを明らかにした。開通すれば、八代市から鹿児島県阿久根市までの73.3キロがつながり、利便性の向上が期待される。

南九州西回り自動車道 国交省が公表

 西回り自動車道は八代ジャンクション(JCT、八代市)―水俣ICの42.1キロ、出水―阿久根IC(鹿児島県阿久根市)の14.9キロが開通している。



 未開通区間のうち、水俣―出水IC間は2025年12月、熊本、鹿児島県境に境川橋(仮称)が架かり、連結式が行われた。区間内ではいずれも仮称で、袋IC(水俣市)と出水北IC(出水市)の整備も進んでいる。開通後は八代、出水の両市役所の往来が片道で14分短縮され、1時間8分となる見込み。


 開通時期は、同省九州地方整備局八代河川国道事務所が2月16日に公表。災害時の代替道路としての防災機能強化、輸送時間短縮による地域産業支援、交通混雑の緩和といった利点を挙げている。

ストロー化に懸念も

 一方、沿線の国道3号沿いなどの空き店舗も目立ち、ストロー化を懸念する声もある。

 水俣市の高岡利治市長は2月の定例記者会見で、「全線が開通したら通過点になるという話もあるようだが熊本や宮崎、鹿児島からは水俣が中間地点で集まりやすい所となる」と強調。「スポーツや観光、泉質の異なる二つの温泉地を活用したプログラムをつくり、よそにない取り組みを進めたい」と話した。


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