JR博多駅前で全面開業した西日本シティビル
福岡市のJR博多駅前で7月21日、西日本シティ銀行の本店が入る「西日本シティビル」(地上14階、地下4階建て)が全面開業し、低層階の商業ゾーンでは九州初進出の飲食店などの営業も始まった。隣接の明治公園でも市の再整備によりレストランなどが8月から営業を始める予定で、九州最大都市の玄関口で新たな集客拠点となりそうだ。
平日の夜間と土日にも窓口営業
新本店は、平日の夜間と土、日曜日の窓口営業を初めて導入した。好立地を生かして個人客との接点を増やす狙いで、来店客数は近くの仮店舗での営業時と比べ1~2割増を目指す。「金利ある世界」で収益環境が改善する中、貸出金の原資となる預金の獲得や投資信託の販売拡大を図る。本店での窓口営業の延長は珍しいという。
午前9時から午後3時までの窓口の営業時間を、午後8時まで延長した。土日は午前10時から午後5時までの営業で、口座の開設や資産運用の相談を受け付ける。
旧本店を建て替えた新ビルは、市の再開発促進策「博多コネクティッド」の中核に位置付けられる。博多駅と地下通路で直結する利便性の高さを生かすため、旧本店になかった商業ゾーンを設け、人気の飲食店が並ぶ。
隣接する明治公園は民間企業の資金とノウハウを導入する「パークPFI」方式で不動産大手の東京建物が再整備を手掛けており、8月7日に開業する。新設される4階建ての店舗棟には、イタリア料理店やバー、都市型サウナが入る。
人気店が集積!にぎわいの場に
西日本シティビルの低層階には九州初進出のハンバーガー店や米国発祥のカフェなど注目の人気店が出店している。
ブルーボトルコーヒー
「ブルーボトルコーヒー」の博多カフェは、同市・天神の店舗に次ぐ九州2号店で、ビル1階の約310平方メートルに91席を設けた。緩やかな曲線を描くコーヒーカウンターやソファ席が特徴的で、大きな窓を備えた開放的な空間となっている。一部のテーブルの天板には佐賀県の伊万里焼を用い、壁面のアート作品にも同県の「名尾手すき和紙」を採用したという。
ドリップコーヒー(税込み630円~)など通常メニューに加えて、福岡県糸島市の「奥添製パン」のパンを使った「トースト 明太ポテト」(990円)を先行販売する。
17日に行われた関係者向けの内覧会で、ブルーボトルコーヒージャパンのエリック・ジェンキンス代表は「博多は地元の人だけでなく訪日客も多く、非常にエナジーがある街。店をきっかけに人々のつながりが深まればうれしい」と語った。
シェイクシャック
同じく1階に出店した米国発のハンバーガー店「シェイクシャック」は九州1号店で、代表メニューのシャックバーガー(1056円~)は、ジャガイモを練り込んだもちっとした食感のパンで、アンガスビーフを100%使用したパテを挟んでいる。
博多店限定メニューもあり、「あまおうシェイクwithチロリアン」(770円~)は、福岡県産ブランドイチゴ「あまおう」を使用。福岡の老舗辛子明太子メーカー「ふくや」の明太子を使ったディップソース付きのフライドポテト「明太マヨフライ」(715円~)も用意している。
このほかビルには、ドーナツ専門店「アイムドーナツ」や、立ち飲み酒場「スタンドティ」も出店している。







