【山口】下関で飲食店やりませんか?組合支部が支援事業

 山口県下関市の県飲食業生活衛生同業組合下関支部(約360店加盟、辻博史支部長)が、市内で飲食店創業を志す人をサポートする取り組み「グルスタ」を行っている。市との包括連携協定に基づくもので、飲食店運営のノウハウを提供し、創業から経営継続までを伴走支援する。名称には「グルメ」の「スタート」などの意味を込めている。


グルスタ活動のロゴを囲んで意気込む辻支部長(左から2人目)ら

ノウハウ提供などで伴走

 同支部によると、飲食店は開店しやすい一方、仕入れや原価管理など経営実務のノウハウ不足が原因で閉店に至るケースも少なくない。そこで、市が掲げる豊かな食材などを生かした「食のまち」づくりや、市内の飲食業界の活性化にもつなげようと、7月27日から活動を開始した。

 取り組みの拠点は、市が2017年から唐戸商店街に開設している創業支援カフェ「KARASTA.(カラスタ)」(赤間町)。市内の創業支援会社が委託を受けて運営し、これまでに200件を超える創業支援の実績がある。

 グルスタ活動では、飲食店創業の相談があった場合、同支部のベテラン経営者らがすぐに足を運んだり、後日に面談したりして支援を始める。仕入れや原価管理、衛生管理、集客・販売促進などの方法や、インバウンド(訪日外国人客)対策などを伝授するほか、物価上昇など情勢の変化に対応する助言なども行う。このほか、市内外の「業界のプロ」が講師を務めるセミナーを企画するなどする。

 活動初日はカラスタで、「はし」「スプーン」「フォーク」をモチーフにしたロゴを発表。辻支部長は「料理やサービスの良さだけでは経営は続かないので、組合を挙げて支援していきたい。業界が活性化すれば雇用が増え、働きながら創業を志す人も増える。良い循環を生み出していければ」と話していた。


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