児童家庭支援機能を集約 福岡市西区に「あかり」が誕生

 様々な事情で家族と暮らせない子どもの支援などを行う福岡市のNPO法人「SOS子どもの村JAPAN」が新たな拠点として、多機能・都市型児童家庭支援センター「あかり」を西区姪の浜に開設した。これまで市内の別々の場所で実施していた相談支援や子どもの居場所などの機能を1か所に集約し、切れ目のない支援を目指す。


「プレイルーム」を内覧する関係者ら

「SOS子どもの村JAPAN」が整備

 センターは5階建て。臨床心理士らが子どもや家庭の困り事の相談などに応じる相談室、子どもが遊んだり交流したりして過ごす「プレイルーム」、家庭的な空間で食事や団欒(だんらん)ができる場所などを設けた。1階には地域交流室があり、今後、市民向けの講演会などを開くという。建設費は、日本財団の助成(約1億6800万円)やクラウドファンディング(622人から約2100万円)などで賄った。

 同法人は、子どもと里親が暮らす「子どもの村福岡」(西区今津)の運営や、里親が短期間子どもを預かるショートステイなどにも取り組んできた。その中で、家庭の問題が深刻化して子どもが家庭から離れることになる前に継続的に支援する必要性を実感し、センターの開設を計画したという。


開設された多機能・都市型児童家庭支援センター「あかり」


 同センターで8月26日に落成式と内覧会があり、相談支援などの事業を同法人に委託している福岡市の高島宗一郎市長は「『あかり』を拠点にさらに連携を強め、子どもたちが安心して夢を描けるまちを作っていきたい」と述べた。入浜直美センター長は「地域に根ざし、困ったら『あかり』があると言ってもらえるようにしていきたい」と語った。


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