【長崎】京セラ諫早工場が完成 2027年春から本格稼働

 京セラは9月1日、長崎県諫早市で進めていた半導体関連製品の新工場が完成したと発表した。同社が国内で生産工場を新設するのは21年ぶりで、AI(人工知能)の普及で先端半導体向け製品の需要が高まる中、グループの中核拠点として活用する。順次生産を始め、2027年4月頃から本格稼働させる。


完成した京セラの新工場


先端半導体関連の拠点に ライン増設も検討


 完成した長崎諫早工場の「第1工場」は6階建て(延べ床面積約8万平方メートル)で、半導体製造装置に使われるファインセラミック部品や、半導体チップを保護するパッケージなどを生産する。需要動向を見ながら同工場内の生産ラインを増設することも検討し、28年度までに680億円を投じる計画だ。

 京セラは製造装置向け構造部品で一定の世界シェア(市場占有率)があり、AI向けデータセンターなどの需要増を踏まえ、関連事業の売上高を30年度までに現状の2.8倍に伸ばす計画を掲げている。すでに諫早市の工場一帯で15万4000平方メートルの土地を確保しており、生産拠点の拡張を視野に入れる。

 作島史朗社長は工場の完成式典後、「足元の半導体需要は非常に強い。半導体部品事業の一大拠点として成長させていく」と述べた。


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