【熊本】「夏目友人帳」展覧会 湯前まんが美術館で開催中

 人気アニメ「夏目友人帳」のテレビ放送開始15周年を記念した展覧会が、湯前町の湯前まんが美術館で開かれている。12月27日まで。


アニメの人気キャラクター「ニャンコ先生」の部屋を再現したコーナー

 2008年に始まったアニメの原作者は、県出身の漫画家・緑川ゆきさん。妖怪が見える主人公の夏目貴志と妖怪らの心の交流を描いた物語には、人吉・球磨地域をモデルにした風景が数多く登場する。

複製原画や色紙など100点

 展覧会は、昨年度から続く15周年事業の一環として同館が企画した。会場にはアニメの名場面を振り返るコーナーやキャラクターの立体パネル、緑川さんの複製原画、声優や制作陣が15周年を記念して描いた色紙など約100点が並ぶ。2階では、人気キャラのニャンコ先生が暮らす部屋を再現しており、写真を撮って楽しめるという。

 展示を企画した町地域おこし協力隊員の中尾章太郎さんは「アニメはもちろん、モデルとなった人吉・球磨地域の魅力も知ることができる。アニメの世界に入ったような気持ちでぜひ楽しんでほしい」と話している。

 開館時間は午前9時半~午後5時。入館料は高校生以上700円、小中学生300円、未就学児無料。問い合わせは同館(0966-43-2050)へ。

関連イベントも

 展覧会の期間中には、各地で関連イベントも行われている。

 「古代の風 黒の蔵」(熊本県多良木町黒肥地)と「ひみつ基地ミュージアム」(熊本県錦町木上西)ではフォトスポットが設置され、キャラのパネルやぬいぐるみとともに無料で写真撮影ができる。

 人吉・球磨地域を巡るギフトラリーでは、「対象店舗で1人税込み500円以上の飲食」など、対象エリアごとに設けられた条件を三つ達成すると、ポーチや巾着といったオリジナルグッズ(一部は終了)がもらえる。

 また、受け付けは終了しているが、11月30日には湯前町農村環境改善センターで、主人公の声を務めた神谷浩史さんらによるトークショーも開催される。


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