私立女子高の筑紫女学園高(福岡市中央区)は2025年度から通信制課程を設置する。女子高の通信制開設は県内では初めてで、全日制との併置となる。同高の担当者は「各自の学びが深められる環境を作りたい」と話している。
同高によると、開設される通信制課程は、オンライン学習と週1、2回の通学を想定。同高が力を入れる探究や教科横断的な「STEAM教育」も取り入れ、全日制で教える教師が学習面などを支援する。通信制独自の部活としてeスポーツ部の設置も予定している。
同高では、新型コロナ禍の中で教員らが子どもの学びをいかに支援するかを検討。学びの場の確保として、今回の開設につながったという。通信制設置準備室の佐伯裕子室長は「多様なニーズを抱えた子どもが学び続けられる環境を提供し、社会に貢献できる人材を送り出したい」と話す。
11月15日、12月3日に説明会
初年度の募集定員80人で、福岡、熊本県の居住者が対象。11月15日と12月3日に同高で説明会を行う。