【長崎】南島原の小学校に巨大ツリー輝く 12月2日催し

 南蛮交易とキリスト教伝来で栄えた長崎県南島原市の歴史を再現するイベント「フェスティビタス ナタリス」のイルミネーションが、同市北有馬町の市立有馬小で始まった。校庭の高さ約30メートルの大木を利用した巨大ツリーなどを電飾し、学校周辺を彩る。年末まで毎日午後6~10時に点灯する。


夜空に浮かぶ巨大ツリー


 同町には16世紀、イエズス会の神学校セミナリヨがあり、キリスト教とともに音楽などの西洋文化が伝えられた。イベントは、クリスマスの季節に思いをはせようと、市冬のお祭り実行委員会が主催し、今年で27回目となる。イルミネーションも催しの一環。

 11月2日に行われた点灯式には、小中学生や保護者ら約50人が参加。巨大ツリーのメタセコイア2本に明かりがともされると、美しさに歓声を上げていた。学校そばの県道の街路樹173本も電飾で彩られた。

 12月2日午後1時から、修道士の衣装などをまとった市民による南蛮行列や、再現料理の試食会などがある。


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