【大分】“1万円札”で中津城 福沢諭吉の功績をアピール

 1万円札の「顔」として40年近く国民に親しまれた福沢諭吉の功績を内外にアピールしようと、諭吉が青年期まで過ごした大分県中津市の中津城で、使用済みの1万円札6億円分の裁断くずを貼りつけた「開運の中津城模型」が展示されている。

裁断くず6億円分を使用


1万円札の裁断くずを貼りつけた「開運の中津城模型」


 肖像が渋沢栄一に交代する7月を前に、市を挙げて展開中の「不滅の福沢プロジェクト」の一環。城を運営する千雅商事のスタッフが、20分の1のサイズの木製模型に幅2ミリ、長さ15ミリの裁断くずを木工用接着剤で丁寧に貼りつけた。


 天守閣の3階展示室で常設展示中。作業にあたった同社大分支店総務課の小川理恵課長は「屋根裏や手すりなど細かい所を仕上げるのに苦労した。ぜひ見にきていただきたい」と話している。


6億円分を使用

 観覧には入城料(高校生以上400円、中学生以下200円、未就学児無料)が必要。問い合わせは同社中津城事務所(0979-22-3651)へ。


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