【佐賀】県庁1階に江藤新平の等身大モニュメントが登場

 佐賀県庁1階の県民ホールで4月1日、佐賀出身で、明治政府で初代司法卿を務めた江藤新平の等身大モニュメントの展示が始まった。


展示されている江藤新平(左)と島義勇のモニュメント

 江藤は、三権分立に基づく国家制度の設計や、近代的な裁判制度の導入などに携わり、佐賀七賢人の一人に数えられる。2024年は没後150年にあたり、佐賀の乱で敗れたイメージを払拭(ふっしょく)し、数々の偉業を知ってもらうために展示した。

 また、江藤の隣には、同じく佐賀出身で北海道開拓に貢献した島義勇のモニュメントも展示。いずれもガラス繊維強化プラスチック製で、幕末の日本について真剣に考え、熱く語り合っているような表情でデザインされている。

展示は12月末まで

 県文化課は「佐賀出身の偉人がいたことを多くの人に知ってもらいたい。また、新年度のスタートに、社会のために尽力した2人を見て『自分も頑張ろう』と思ってもらえれば」と呼びかけている。展示は12月31日まで行われる。


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