【熊本】山鹿市と和水町でタケノコ加工品のキャンペーン

 タケノコの生産量が熊本県内1、2位の山鹿市と和水町がタッグを組み、加工品の販売に力を入れている。「たけのこご飯の素(もと)」と「たけのこメンマ」の2種類で、取り扱う両市町の8か所の物産館が中心となって、2月16日までキャンペーンを実施している。

 県によると、2022年のタケノコ生産量は1482トンで全国4位。このうち山鹿市は646トン、和水町は428トンで、両市町で県全体の7割以上を占めた。


特産のタケノコを使った加工品をアピールする田上会長


 タケノコは旬の時期以外でも水煮などで年間通じて楽しめる。「ご飯の素」「メンマ」は産地であることをアピールしようと関係者が共同で開発したもので、23年7月から物産館限定で販売を始めたところ、約4か月で完売したという。

 24年は生産量を約1.5倍に増やし、年末からキャンペーンを行っている。商品にちなんだ写真をSNSに投稿したり、専用はがきに各物産館のスタンプを押して郵送したりすると抽選で特産品が当たる。各物産館が考案したレシピをまとめたパンフレットも配っている。

 山鹿市内の物産館などでつくる連絡協議会の田上依男会長は「両市町のタケノコは、えぐみが少なく軟らかいのが特長。多くの人にご賞味いただきたい」と話している。


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