【山口】半導体製造装置の新工場が下松市に完成 日立系
日立製作所の子会社「日立ハイテク」(東京)が山口県下松市東豊井の日立製作所笠戸事業所隣接地に建設していた半導体製造装置の組み立て工場が完成し、3月28日、現地で完工式が行われた。すでに3月中旬から操業している。
新工場は鉄骨造り4階建て、延べ約3万5000平方メートル。1、2階が生産エリアになっており、近くにある既存工場の2倍の生産能力を目指す。生成AI(人工知能)や自動運転技術の進化に伴う半導体の世界的な需要増を見込み、2023年12月に着工して3月17日に完成した。投資額は約245億円。
完工式には村岡嗣政知事、国井益雄市長ら関係者32人が出席。飯泉孝社長は「生産能力を向上させるには人材が必要になる。採用面でも地元に貢献できるよう頑張りたい」と話していた。